December 20, 2011

REAL TESORO Pedoro Ximénez

 ここのところ甘いシェリーにご執心。今日のデザートはペドロ・ヒメネス。
 香りと言うか風味というか。干しアンズに黒糖をまぶしたような感じ。黒糖を使った黒棒(九州ではよく見る菓子)のようでもあり,ということは麦のような穀物の香りもあるということか。ペドロ・ヒメネスなので甘さはたっぷりのクリーム。甘美なご褒美とはこういうものを指すと思える。
 当分シェリーその他のフォーティファイドワインは注目である。

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October 23, 2011

OSBORNE Santa Maria Cream

 清酒を買いに近くにある「カガヤ酒店」。ワインの品揃えが潤沢なのは知っていたが,シェリーもゴロゴロと置いてあった。甘いポルトは好物だし,甘いシェリーも悪くない。ただ,シェリーはちょっと後に残る化粧香が...色々思いはあるが,何となく欲しくなってお買い上げ。
 Creamと書いてあるので甘口だろうとは分かるが,色々と製法があって難しいシェリー。調べによるとパロミノ種のフィーノ(辛口のもの)、ペドロヒメネス種の甘いものをブレンドして調整したものだということは分かった(読めないスペイン語で書いてあったので,この位しか分からない)。ファースト・ノートはカラメルや干しぶどうまでが嗅ぎ取れる。飲んでみるとこれに梅酒・肥後の赤酒・ローストの強いヘーゼルナッツ・ブランデーとなる(ブランデーは酒精強化の時のものか)。そのままいくと独特の枯れた風味もあるが,チーズやドライフルーツを口にすると雲散霧消。甘美な愉しみだけが残ることになる。やっぱりシェリーやポルトはエロティックな感じ。これに匹敵するのはハンガリーの貴腐ワイン,トカイくらいか。
 夜なべ仕事の方は進みゃしないが,幸福感は上昇中。ああ...

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September 12, 2011

筑波大学 純米大吟醸「桐の華」

 近年あちこちの大学で地ビールや日本酒を作るのは有名。東大や早稲田もちゃんとある。そして我らが母校筑波にも...あった! 純米大吟醸「桐の華」。桐の花から分離した酵母を使い,山田錦で純米大吟醸に仕立ててあるという。醸造は花酵母を使った酒で近年人気の高い来福酒造。500本限定なんだそうで,そんな貴重な酒なら上等に飲まねばなりません。イナダのユッケ風ヅケや飛騨の飯泥棒,博多の明太子など上等な酒肴を用意して臨む。
 よくよく冷えたものを戴いていることもあるが,香りは大吟醸のそれとは少々違っている。弱めの甘いさっぱりした香り。華の一字を冠しているが,華やかというより慎ましやか。口に含むとこれがまたキリッとしている。桐から生まれた酒らしい,狂いのない筋の通った潔い味。酸味が弱く甘味とほのかな苦味,アルコールのアタック。シャキッとした味で美味い。どんなつまみも芯の通った強さで支える端正な酒である。身贔屓を差っ引いてもこれは好きな酒だぞ!
 さまざまな邂逅に感謝しながら,それでも遠慮なくグイグイといただく。豪華,派手,ケレンのようなものは無いが,決して媚びない芯の通った酒。大学自体もそうあって欲しいねえ。

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May 26, 2011

月桂冠 大倉記念館 純米酒

 先日訪れた「月桂冠 大倉記念館」こちらで入館記念に頂いた一合の缶である。缶に入っているとはいえ純米である,そして月桂冠の博物館に来た客へのノベルティである。おそらく気合が入っていないわけはない。いい加減に飲んではこちらも日本酒呑みの沽券(こけん)に関わる。しらすおろしを作り,鰊の昆布巻きを買い求め,蒲鉾には田丸屋のわさび漬けを塗る。万全の態勢で日本酒に挑む。
 冷たくしていることもあり,香りは実にあっさり。フルーティーとかそういうものではなく,とても日本酒の香り。麹の香りである。口に含むと「あ,昔お正月に飲んだ日本酒だ!」ちょっと甘い味に日本酒らしい味,アルコールもしっかり当たる。飲み終わると舌の奥にちょっとした苦味。純米であっさりだが,奥にドシンとした重さと爽快さ。旨味より日本酒らしさ。そう,これが「一級酒」を飲んでいるという実感である。得意ではないがきっと燗をつけてもきっとそれらしい酒になることだろう。
 どのつまみにもハズレということがない。大手メーカーの酒もいいねえという感想。ただ一合はあまりに寂しい。すぐさま冷蔵庫にあった「福正宗 特別純米(銀ラベル)」を取りに行く。

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May 16, 2011

加賀鳶 純米大吟醸 藍 しぼりたて

 先日学生と飲み会を開く。学生が持ってきてくれたお酒がこれ。加賀鳶を醸す福光屋は大学のすぐ近く。本学もいろいろお世話になるご近所である。メインブランドは「福正宗」だがこちらは高級品。とはいえ純米大吟醸でも大人ならそれほど高くはない。学生の心遣いに感謝。そしてボトルがブルーでとても美しい。

 福光屋のモットーは「ふんわりの後,サラサラ」。さすがに純米大吟醸はサラサラとはいかず,甘酒に近い米の香りと,嫌味のないたっぷりとした甘さに圧倒される。アルコールも決して主張しないが,酔いがぐっと回るような重さもある(17度なのだ)。つまみはワラビやタケノコの山菜。個性の強い味を凌駕する「優しい情熱」。いや甘露甘露。

 

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April 03, 2011

Woodbridge Zinfandel

 日曜の夜はワイン日和。本日のつまみはトマトのサラダ,鶏のカレーマリネ,じゃがいものチーズ焼など。トマトなら赤,って訳ではないけど何となくチョイス。ウッドブリッジといえば有名なロバート・モンダヴィさんのワインですな。アメリカ独特のジンファンデルも久しぶりである。
 香りは果物的で甘い。ブドウとかカシスといった「いかにも」の香りだけじゃなくて,アプリコットとかヤマモモみたいなもう少し「みっちり」甘い香りがする。口に含むとそれが一気に樽の木の香りで押し流される。いや,ここまでキツくしなくても良いんでは,といったレベルの樽香。味のほうもその風味に押されるのだが,結構甘さもノッていて,なかなかのもの。じゃがいもにはローズマリーを使っていたのだけれど,時折口の中に広がる強烈なローズマリーの香りに良くマッチしている。美味い。
 アメリカのワインだからか,脂っこい食べ物にかなり合う。バターを塗ったバケットなんかもタマラナイ!

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March 15, 2011

宇奈月ビール ケルシュ・アルト

 先日から続く地ビール連続。ケルシュはケルン地方で作られた上面発酵のビール。
 色は日本のビールがうっすら濃くなったくらい。味はとても穏やかで,苦味もソフトなら,酸味もソフト,香りもソフト。泡もマイルド。と思ったら,苦味はそれなりに舌の奥に残る。爽やかというよりは,う優しいビールである。
 続いてはアルト。デュッセルドルフ発祥のこちらは,同じ上面発酵でケルシュと並ぶらしい。
 とはいえ,こちらはギネスのような黒いビール。ギネスの香ばしさより,フルーツのような甘い香りのほうが勝ち気味,と書いたら,カラメル化した麦芽を使っているとかなんとか。苦味もさっきのケルシュとだいたい同じくらいで,これはビールの性格というより,宇奈月ビールのホップの使い方の問題なのかもしれない。
 どれも趣向を凝らしてあり,楽しく飲めた。

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March 13, 2011

宇奈月ビール ボック

 先月末に町会で行った宇奈月。途中に地ビールの工場がある。ドライバーで飲めなかったので,せめて帰ってから飲もうと勝った3種類。今日はボック,ローストした麦芽で作る,ドイツのギネスのようなビールのはず。
 実際飲んでみると,香ばしい芳香にギネスのような雰囲気。飲んでみるとギネスより炭酸がしっかりしていて,アルコールもはっきりしていて(6%)なにより味自体は苦さと甘さがしっかりしている。一本300円以上なので,そうおいそれとは飲めないが,やっぱり地ビールはバリエーションが楽しめて美味い。後の2種類も楽しみである。

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March 07, 2011

菊水の辛口

 菊水の辛口,である。言わずと知れた酒,である。大学生の頃からよく知っている酒だが,そういえば最近わざわざ飲んでいない酒でもある。あまりにもポピュラー過ぎる。やはりそこはきちんとしておこうということで。
 越後の酒なので淡麗なのは織り込み済み,もちろん淡麗,しかし日本酒らしいふくよかさがどこかしら残る。淡麗だが酸はしっかりしているということなのか? 水の中に酸やアミノ酸の旨味が残っている感じ。香りも典型的な日本酒の米と糖の香り。
 つまみは蒲鉾や小松菜の昆布仕立てなど。旨味には旨味で,これがたまらん。

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December 13, 2010

男女川 純米吟醸 無濾過原酒 すてら

 先日出張したつくばの友人が送ってくださったつくばの酒,男女川(みなのかわ)。要冷蔵の無濾過原酒という。まずは友人に感謝して,一杯いただくとする。
 注いでみるとやっと分かるという程度だが,かすかに濁っている。袋を吊るして絞った無濾過の酒。冷やされていることもあり,香りは淡い。日本酒らしい麹の香り。時間をおいて常温になると,キャンディーのような甘い香りが主体となる。口に含むと木の香り。アルコール度数17度ということもあるが,吟醸酒らしいふんわり甘い,ではなく,きりっと辛口。口の中で弱めの甘味・辛味・酸味が程よく調和した酒らしい酒。
 ステラだけに飲めば目の前に星空,というよりは,酔っぱらって冬の空を眺めるあのふらふら具合が目に浮かぶ。

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