Third Set:Cedar Walton Quartet
★★★☆☆(プレイヤーの職人芸を理解できるプレイヤーにお勧めする)
シダー・ウォルトン,アート・ブレイキー好きなら1度は耳にするピアニストであり,数々の名曲を作る名コンポーザーとして知られる彼の70年代の作品である。3枚のライブ版の一つで,ドラムはビリー・ヒギンズ,そしてサックスはあのボブ・バーグである。
聴きどころはやはりウォルトンの曲である‘Bolivia’と‘Fantasy in D(Ugetsu)’。どちらも彼のマスター・ピースに数えていいと思われる曲で,前者はボブ・バーグのケレン味のないフレーズの数々に魅了されたし。あとウォルトンの彼らしいソロの構成も聴きどころ。初めとつとつと,中で速めのフレーズ,最後は繰り返しモノやブロック・コードといった彼のお家芸の勉強になる。ジャズ研でピアノを学ぶ学生にはいい手本の一つとなろう。後者はあの「ウゲツ」。こちらも美しくもプレイする気満々のプレイが聴ける。
ビ・バップやハード・バップと言った「ジャズ研の基本」が1通りできるようになって,「もうちょっと聴き応えのある曲をレパートリーに」といった人のお勉強には最適。
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