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March 16, 2006

チョン・ミュンフン指揮 ロンドン交響楽団

 先週に引き続きコンサート・レビュー。LSOがチョン・ミュンフンの手によってマーラーの5番をするという。それは行かなくては,でバルコニーの良い席を取ってみた。
 最初はショパンの協奏曲1番(pf横山幸雄),実に厚みのあるストリングスで,しっかり鳴らしきっている感じ。ピアノの方も繊細で,なおかつ歌っているなあという印象を感じる。強いて残念なのは,のびのび歌っているがゆえに,オケとのアンサンブルにおいて所々齟齬がある点。あと県立音楽堂は少々音が溶け合ってしまうのか,ピアノにオケの音が覆いかぶさってしまう点か。
 で,本命の5番。とにかく「良く鳴って」いた。トゥッティの圧力感は流石。比較的派手さも音のエッジ感もある現代的な音のオケである。マーラーの交響曲は全体として目まぐるしく各楽器の交代があるが,これをミュンフンは実にスムーズに交通整理していた。特に2楽章・3楽章を見て聴いていると,これほどまでに緻密な構造をしていたのかと驚かされる。ぐいぐい引き込まれた。
 ホルンとトランペットのソロもお疲れ様。1楽章はやや硬さが残り,5楽章は流石に疲労が見え,ソリストが少しずつ当てきれなかったのはご愛嬌。かなりの年齢と見える1st.Tpが真っ赤な顔で吹いていたのが印象的だった。これだけで十分に満足,良いコンサートだったと噛みしめながら,一杯傾けた一日だった。

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