心理学概論
昨日が入学式で,今日はもう授業開始。心理学概論を始める。心理学という学問に初めて接する学生に,心理学者が考える「心理学」の内容をどう伝えるかが毎年のミソである。
ともかく,心理学が「占い」や「読心術」ではないことを分かってもらうように導入することに尽きる。概論の導入は,次のように進めている。
・心理学にはいろいろあること
心理学の領域を説明するのだが,比較心理学や生理心理学のような「いかにも自然科学っぽい」心理学を例としてあげるようにしている。
・「研究の方法」にふれる
これから話す内容が,「実験」「調査」「観察」のような方法によって集められたデータを基礎としていることを強調。
・ポップな心理学にもふれる
血液型性格診断や通俗的な心理テストに根拠がないことの根拠を示したりする。
これで,今後数回の授業では脳の働きや知覚・認知・学習などを扱っていくと,大体「心理学なるもの」の外形ができてくる。実際には対人関係や性格の個人差など,「学生が興味のありそうな」ところも扱うのだが,これはその後で。
この方法が良いのか悪いのかは分からないが,ともかく「科学としての心理学」を伝えるのに毎年必死である。
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