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May 31, 2006

求む!恋愛類型の典型例

 私が講義する心理学の概論で一番人気があるのは,「恋ごころの科学—対人社会心理学—」である。要は対人関係の各トピックと,学生の一番興味のある恋愛を絡めているのであるが,最近少々問題が出てきた。
 どの内容かというとLee(1977)の恋愛色彩理論である。恋愛を6つのタイプに分類しており,これには松井(1993)の良い解説がある。

【Mania:狂気的な愛】
 独占欲が強く,嫉妬・憑執・悲哀などの激しい感情を伴う。
(例)源氏物語の六条御息所,「ずっとあなたが好きだった」の冬彦
【Eros:美への愛】
恋愛を至上のものとしてとらえ,ロマンチックな考えをとる。外見を重視し,一目惚れを起こしやすい。
(例)ロミオとジュリエットの2人,「ベルサイユのばら」のアントワネットとフェルゼン
【Agape:愛他的な愛】
相手の利益を考え,自分自身を犠牲にすることをいとわない
(例)「夕鶴(鶴の恩返し)」のつう,「星の金貨」の彩
【Storge:友愛的な愛】
穏やかな,友情的な恋愛
(例)「赤毛のアン」のアンとギルバート,「みゆき」のまさとみゆき
【Pragma:実利的な愛】
恋愛を地位の上昇などの手段と考え,相手の選択には社会的な地位の釣り合いなど様々な基準をたてる
(例)「嵐が丘」のキャサリン,「風と共に去りぬ」のスカーレット
【Ludus:遊びの愛】
恋愛をゲームととらえ,楽しむことを大切とする。相手への執着が少なく,距離を置こうとする。複数の相手と交際できる。
(例)「007」のジェームズ・ボンド,「右曲がりのダンディー」の主人公

 で,この「例」が18歳前後の学生に,ことごとく通用しないということ。それはそうだ,私も分からない人物が出てくる。で,どうにかならないかと学生に聞いてみた。大体こんなものらしい。
【Mania:狂気的な愛】
 「牡丹と薔薇」の佳世
【Eros:美への愛】
「NANA」の小松奈々(ハチ),「ハチミツとクローバー」の森田,「101回目のプロポーズ」の達郎,「のだめカンタービレ」の高橋
【Agape:愛他的な愛】
 「牡丹と薔薇」のぼたん,「ハチミツとクローバー」の花本修司
【Storge:友愛的な愛】
「タッチ」の達也と南(これは荷方)
【Pragma:実利的な愛】
「大和撫子」のなでしこ,「のだめカンタービレ」の松田,
【Ludus:遊びの愛】
該当なし(石田純一とか叶姉妹とか言いたいけど,キャラではないしねえ...)

 うーん,のだめカンタービレしか知らない。別にこだわってもしょーもない所ではあるのだが,「授業の質」を高めるには実は詰めておきたいところだったりする(それでいいのか?ホントに?)。で,せっかくなのでブログを見ている皆様に広く集めてみたいと。多くの人(それも若い学生)がよく知っており,ぴったりと当てはまるキャラクター,教えて下さい。


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