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September 27, 2006

「SPEEDの歌を憂う」(再掲)

これはもう賞味期限の話。でも,まあいっていることはその通り。そしてもう誰もほとんど見なくなってしまった。

「SPEEDの歌を憂う」(初出:1999年)

 ここ一年ほど、すごい人気でゲスなあ、SPEED。今度は映画まで撮って、イタイケな若い子のハートをがっちりとつかんでるらしい。うんうん、それは商売上手なことで何よりザンす。こちとらもはやアイドルに生活の一部を奪われることはありませんが、彼女らが出てきたときの中高生の盛り上がりは、確かにすごい感じザンした。カラオケでも学校でもみんな歌ってたらしいもんね。

 この雰囲気、どこかで見たことがあるといったら、そういえば十年も前に一世を風靡したあの「おニャン子クラブブーム」に近いものがあるヤね。まだイタイケなカワイイ子連れてきて、とりあえず歌歌えるようにして、いろいろやっちゃおうって商法。これで何万人の青少年の財布からお金あつめるんですから。いやはや大したもんザンス。

 とはいえ昔に比べたら、今のアイドルの歌の上手さは立派ヤンす。声の質もしっかりしてるし、音程が外れる子はまずいないし。シャウト系のキツい声出しもこなすわけザンすから、もし天地真理や浅田美代子の時代に彼女らがいたら、それこそピンク・レディー以上の大ブームをおこしたに違いないと、ひそかに考えたりする訳でゲスね。曲だってすごいザンす。昔だったら一オクターブの間にメロディ突っ込んで、飛ぶ音のインターバルだって五度がせいぜいでヤンした。1オクターブなんて飛んだら、それこそメロメロだったザンスから(とはいえ、広末涼子とかはまだこれを守ってます。ド・レ・ミ・ファ・ソだけでメロディ出来てる感じですからねえ)。

 ただオニイサンはちょっと気がかりなんでゲスよ、このスピードの声。まだ幼い声なのに、大抵の事はこなしてしまう。となるとどうしても声に負担がかかる訳でヤンす。のどを詰めて高い声を絞り出すような感じの。上手くこなしてて凄いんですが、これかわいそうザンすよ。

 きっと彼女らって、結構喉痛めてそうですねえ。ていうか、そうならないはずがないんでゲスよ。息のボリュームがたりないのに、声帯の振動を最大限にとって声出すんで、声帯の消耗も激しいんでございやす。変声終わったばかりの子にあれやると、確実にダメなんすね。二十歳過ぎるころには、声が痛んで、つぶれることも多いんザンす。

 昔歌の勉強してたころは、そりゃあ気使ったもんザンス。「喉は取り替えのきかない消耗品」って脅されて。歌い手の寿命が十年は優に違うなんて言われるもんですから、腹筋やったり呼吸の練習したり、とにかく喉開いて、負担がかからないようにしたもんザンス。声の出し方は違えど、マライアだって吉田美和だって、そういう意味ではやっぱりちゃんとしてるんザンす。昔の下手な歌手はそもそも地声でボリュームもなくて、そもそもマイクなしには聞こえなかったんで、喉痛めることもなかったでゲスがね。

 それがあのSPEED見てると、プロデュースしたり売ったりしている人らって、愛情のかけらもないんかいと思うんザンすよ。売れりゃいいって言うか。それ自体が消耗品って言うか。あんだけ美人で場合によっちゃ末長く芸能界に残る素質だってあるかもしれないってのに、そりゃあんまりってもんでゲスよねえ。本人たちはまだそんなことに思いも及ばないでしょうしねえ。

 何とかならないザンすかねえ。オニイサンはちょっと心配なんでヤンした。

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