« 学術書以外の本を読もう | Main | また地震 »

July 15, 2007

その会話を遮るな

 父を見送って2月が過ぎた。哀しさとか寂しさみたいなものに振り回されることはなく,それはそれで通常営業なのだが,何かにつけて思い出さないことはない。酒を飲めば思い起こされ,隣のひとがタバコに火を点ければまた思い出すといった感じ。
 おそらく今後もずっとことある毎に思い出すのであろう。我が郷の和尚はそれを「向こうからの呼びかけ」という。割に寡黙だった父は,どうも随分声をかけてくれるらしい。ならばその会話に耳を傾けねばなるまい。かくして私は父と存分に会話をつづけることになる。

 こうして,「あるがまま」に毎日を過ごしているのだが,お陰で日々の生産性は下降気味。暇があれば漫然と過ごし,飲む日も増えた。とりあえず最低限仕事はこなしている感じ。本来なら+αの奮起が要るのかもしれないが,何かにかこつけて不善を為している。どうも我が父はそれをあまり見とがめないようだ。確かに,毎夕晩酌をし,気が向けば書をしたためるような父だった。ちょっと荒れ気味な気もしますが,これで良いんですかねえ。

|

« 学術書以外の本を読もう | Main | また地震 »

Comments

もう10年以上経つのですが、わたしもその呼びかけに日々振り返り続けています。
呑むときも、なにか決断を迫られるときも。

Posted by: 中猫 | July 16, 2007 at 02:12 PM

≥中猫さま
 日々振り返る,ですか。
 いい話です。あまり宗教的ではない私ですが,こういう心の有り様くらいは丁寧につきあってもいい気がします。

Posted by: nikata | July 17, 2007 at 02:11 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92639/15767373

Listed below are links to weblogs that reference その会話を遮るな:

« 学術書以外の本を読もう | Main | また地震 »