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December 05, 2007

ゆとり教育は知識偏重型ではない

 OECDの学力テストPISAが今年も実施され,日本の学力は低下中とのこと。文部科学省は早くも「ゆとり教育の見直し」を口にしているけれど,特に下がっているのは応用力を中心とした内容である。
 そもそも現在のゆとり型教育は,それまでの知識偏重型・詰め込み型の指導内容から,考える力や「生きる力」へのシフトの一方法として考えられた側面もあるが,それが見事なまでに功を奏していないということでもある。これが以前のタイプに戻したとしても,そもそも思考力に重きをおいていなかった方法で上手くいくとも思えないのだが。
 大学やその他の教育機関で教えていて感じるのは,学力低下が教育内容によっているのではないかということ。どちらかというと,現在の低下は「教育に対する価値観と需要の低下」,すなわち「勉強したくないし,だからしない」という点の方が大きいような気もする。そうなると問題は,社会システムのようなもっともっと大きな問題であり,教育改革ではもうどうにもならないような問題かもしれないのだが,この辺は一体どう考えればいいのだろう。

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