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September 14, 2009

氷河と緑とガケの国 スイス旅行記(2) 山の天気は変わりやすい

 白い山,モンブラン(Mont Blanc)って,日本語だと「白山」じゃねえか!と石川県民ならツッコミを入れたくなるヨーロッパ屈指の山。さすがにフランス人,この山を見るため,海抜3700m超の展望台エギーユ・デゥ・ミディにロープウェーとエレベータを使ってわずか8分で到着するというものを作ってしまった。ということは,高山病になる可能性を思いっきり作ったということなのだが,さすがはフランス人,「俺たちの技術って凄いぜブラボー」というノリ。さすが前しか見てない国民性。
 70前後の年寄り3人大丈夫だろうかと思ったが,生憎当日は強風で運休。助かった(ガイド的には)。まあそんなわけで,横にあるゴルゴグラード登山電車で氷河へ。
 Blog46
 すっかり氷河が後退しとりますがな。氷河というよりモレーン(氷河によって作られた堆積物)を見に来たみたい。これを見せつけられると,地球温暖化はやはり深刻かと考えさせられる。元は社会も教えていた「地理オタク」としては,それはそれで貴重な体験なのだが,モンブランは見られないし氷河もしょぼいとなると,その他のメンツは大変ご不満。何というか,多くの日本人観光客というのは,「目指すものを何としても見る」という傾向が強いのかもしれない。移動中はみんな寝てるし...

 気を取り直してフランス語圏を離れ,ツェルマットに向かう。途中シオン城を左に眺める。「シオンの囚人」のあれか,と思ったが湖畔にはない。あたりまえだ,あれはレマン湖畔。有名な方は "Chillon"で、正確には「シヨン」と発音。私が見たのは "Sion"らしい。
 
Blog66

 
 
 
 

 ツェルマットにはバスが入れない。環境のため車は電気自動車で,我々は10分ほど電車に乗って到着。ツェルマットは9/4からフェスティバルらしく,お馴染みのアルペンホルンなど見る。ちなみに翌日は近くの教会でベルリンフィルの奏者らによる室内楽も楽しむことが出来た。
 それにしてもこの町,おみやげ物屋さんがたくさん。時計屋などあちこちにあり,ショーウィンドーにはブレゲとかフランク・ミューラーとか数百万の時計が事も無げに飾ってある。「現金でもカードでもOK」って,現金持ち歩くのも大変なら,そんだけの限度額のカードを誰が持てる?と突っ込みたくなる話。私はchocolat chaud(ショコラ・ショー:ホットチョコレートのこと)くらいで十分です。

 ツェルマットの夕食はフォンデュを。大変興味深い話だが,チーズやオイルのフォンデュの他,最近は「フォンデュ・シノワーズ」というものがある。薄切りの肉を沸騰するコンソメに漬けて食べるという「しゃぶしゃぶ」様のものである。「どこが中国なんだよ」とツッコミたくなるが,まあかの国にも火鍋なんてのもありましたな。日本人にとっては一番ぴったりくる味である。是非ともおすすめ。
 ちなみにチーズフォンデュも所望により食べた。こちらはオバサマ方には賛否両論。チーズ好きのわがご母堂には好評だった。

 翌日はマッターホルン観光。また登山電車に乗って展望台へ。生憎小雪ちらつく曇り空で,マッターホルンも隠れ気味。薔薇の山モンテローザも「多分あの辺」状態。
 Blog48
 展望台の頂上には,名大と日大が共同設置している宇宙線観測施設が。こういうところで見ると何だか嬉しいですな。
 そしてこんな高いところに自転車を持ってきている人たちが。MTBの彼らはここから麓まで降りるらしい。ヨーロッパは日本とは比べものにならないくらいのサイクルスポーツ天国らしい。
 
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 私はもう一つの展望台,クライネ・マッターホルンへ行くべくリフトへ向かったが,「生憎風で今日は終わりだね,またね」と返された。本当に山の天気は変わりやすい。

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