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October 01, 2009

単位ビタミン論

 今日から後期が始まった。本学は今日から前期の成績が一人一人に返される(保護者に送付するような真似はしない,学生は「大人」と理解している)。で,一年生などはやはり初めてのことで,AとかCとかの成績に一喜一憂している。
 私は常々学生に,単位は「ビタミン」のようなものだと説明している。すなわちAだけとってもDだけとっても健康にはよろしくない。AからDまでバランスよくとること。というものである。これは大学時代,日本語研究のT先生が云っていた事の受け売りなのだが,大学の学びをよく表しているような気がする。

 確かに大学で用意されたカリキュラムをきちんと学ぶことが悪いとは云わない。ただ大学の4年間は,これまでとまったく違う生活が待っていたり,自分が選び取ったはずの専攻に疑問を感じたり,友達とのことを優先させたり,要約できた恋人と濃密な時間を費やしたり。それこそ「いろいろ」なのである。教壇に立つ先生に素朴に嫌気がさすこともあろう。そんな中で全ての成績が「A」になるとしたら,その他の「学びのリソース(社会環境・人的環境など)」が利用できていないのかもしれないし,ストレスが高すぎるかもしれない。バランスいいくらいが丁度良い,というのが大多数の学生なのだろうと思わずにいられない。

 ということで,学業だけでなく,あらゆるものを吸収して欲しいと思うのが本心である。しかしながら,学業もおろそかにせず,頑張っておくれ。「緑黄色野菜の単位」を沢山出したいのも先生の本心ではあるのだよ。

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