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December 01, 2009

共有地の悲喜劇

 朝,いきなり友人(マイミク)から「サンシャイン牧場」なるものへの参加を呼び掛けられる(それがアイテムゲットの方法であると知るのは後)。シムシティをはじめとする「育てゲー」は時間かかるし,面倒だしと思っているのだが,まあ人間関係上ここは一つと始めることにした。
 このゲーム,自分で栽培・飼育を行うという活動以外に,「他者の農場・牧場に関与する」という独特の活動がある。関与する・されることによって自己のポイントを増やすことが出来る上に,他者に抑制的な関与をすることができる。その中でも他者の生産物の一部,ないし全部を横取りするというのは,非常に面白い活動とみることができる。自分の農地・牧場というより,兼業の人たちがお互い工作と飼育に参加する共有地といった方が近いかも知れない。
 単純に自己の利益を増大させるためには,可能な限り収奪しても良い(他者が敵対的な場合に限り,全裏切り方略が有効)。しかしここは心理学に携わるものとして,もっと相利共存的な関わりを模索したい。ゲーム理論から考えられる方略としては

・Tit for tat(しっぺ返し戦略)相手の関与があった直後のみ関与する。大きな利益はないが損失も少ない。
・相互協力契約
 それぞれの利得が計算できる場合(かつ,行為や事象の出現頻度が分かる場合),このゲームは非常に有効な実験ツールとして活用できるのではないかと思われる。いや,もうやっている研究者がいるのではないか?

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