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March 29, 2011

「前・後期制」教員採用試験はどうだろう

 3月末。ここ数年この時期は,小学校から高校まで「非常勤の先生」もバタバタ動く季節である。そして,夏から秋の教員採用試験に合格しなかった学生が,いきなりあちこちの学校に先生として「パート採用」される時期でもある。この時期,先生は「足りなく」なるのだ。
 足りなくなるには理由がある。毎年4月1日をもって,その時の学校の人数は一応確定され,クラス分けが行われる。転入学でクラスの人数が変わった結果,クラスの分割で先生の増員が必要なことがある。また,来年度の採用数は,その時の退職者数を見越していることが多いが,最近は早期退職や自己都合による退職も多くて,秋の試験の頃には把握できなかった欠員が出る。その他もろもろ,いろんな理由で補充の教員が増えるのだ。
 学生の方は学生の方で,就職も進学も不安定な昨今,年明けになっても卒業後のポジションがはっきりしないこともザラである。かくして,とても不安定な状態であるが,需要と供給のニーズが奇妙に一致して,学校の至る所に「パート採用の先生」が増えることになる。これ自体は必ずしも望ましい状態ではない。

 それならば,秋だけでなく,2月過ぎになって何となく翌年の動向が見えてくる時期に,もう一回正規の採用試験をしてはどうだと思う。もちろんこの時期に必要となる採用数はそれ程多くない。しかしここで試験をすれば,その分倍率も高くなって「もったいなかった取りこぼし」を拾い上げることも出来る。ちょうど大学入試の分離分割制度(前・後期制)のように,前期で8割以上,後期で2割以下くらいのバランスで採用するのは,人材確保の流動性・冗長性をうながす意味でも良いのではないかと思うのである。
 もちろん問題もある,年度末のこの時期,学校も教育行政も多忙である。それに加えて採用試験を行うのは,ちょっと無理がないわけでもない。そこはきちんと人員の配置や予算の配置などをして,上手くできる仕組みを作ればと思うのである。それほど「べらぼうにコストがかかる」はずはないと思うのだが,どうだろうか。

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