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March 16, 2011

「災害型」大学コンソーシアムの提案

 改めて,今回の震災は未曽有のものとなった。東北だけでなく,関東も,地震のみならずその他の影響も深刻だろうと思う。既にあちこちから,被災住民の「一時的疎開」に関する提案が聞かれる。これについては,比較的余力のある地域に人を分散するという意味でも,一定の効果があるのではないかと思う。
 こと大学生に限っても,混乱の続く被災地周辺で,欠乏と不安のもとで学生生活を行うより,潤沢な資源のある地域で一時的に学習活動を行うことは,それなりに意味あることかと思う。例えば,西日本出身の学生が,いったん実家に帰り,実家のもとから近隣の大学で単位をとりつつ,復興を待って元の大学へ戻ったりすることも,良いことなのではないかと思うのである。
 そこで,「災害型大学コンソーシアム」を提案する。コンソーシアムとは,京都や金沢で行われている。大学間の相互連携体制のことで,自らが所属する大学だけでなく,近隣の大学で受講した成果を単位として認めようというものである。特に,1年生2年生の時期は,どの大学も基礎的な科目,共通する科目を受講することも多い。実家や疎開地の大学で受けた単位を,そのまま卒業の単位とすれば,学生の負担は大きく軽減される。このような制度を暫定的に発足させるのは,この非常時には適切であると思うである。また,被災地の大学の負担も軽減されよう。それだけでなく,学生にとっては,普段と違う大学文化に触れ,より深い学びを感じることもあるのではないかと期待する。
 あくまで「暫定的」な措置として,しかし大学の構造的な変革へのヒントとして,全国的なコンソーシアム展開を提案するものである。

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