« 親子丼を食べてみる | Main | 古き良き食堂 〜会館グリル〜 »

November 17, 2011

晩秋とカシオペアと思春期

Blog241
 今年の紅葉は何となく色が悪いような気がする。いずれにせよ冬近い金沢である。秋晴れも今年は今日を含めてあと3日あるだろうかという感じ。もう明日からずっと「曇り時々雨」の予報である。

 日も短くなって午後の光が物悲しげになってきた。こういう時,iTunesから流れ続けるCasiopeaの曲がどれでもピタリとハマる。ハマる理由は簡単で,中学1年生の秋,初めてラジカセを手に入れたからだ。手に入れて以来,秋の間ずっと小遣いが入ればカシオペアをレンタルしてカセットにダビングし続けていた。
 思春期に入って急速に自我と世界とのやり取りも増えた頃。夕暮れ時にカシオペアを聴きながらあれこれ未来を夢想し続けた記憶の風景が,今も蘇ってしまう。その頃多分私は,子どもではなくなったんだろう。中学時代,自分の頭を占めていたのは,音楽と自己顕示とセックス(への憧れ)。なりたいものはミュージシャンか弁護士。多分いつだってステージの真ん中に立ちたかったのだろう。今思えば,本当に真っ当でありきたりの思春期を送っていたなあと微笑ましい。

 それから裕に25年はたつ。今みたいになるとは思ってなかったし,こんなに世界が進歩するとも思っていなかったのかもしれない。近視と弱視と老眼で,もうその時のようにくっきりと世界も見えなくなってきたけれど,幸い耳はさほど衰えていないので,音楽と一緒に思いを馳せる晩秋である。
 


|

« 親子丼を食べてみる | Main | 古き良き食堂 〜会館グリル〜 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92639/53266583

Listed below are links to weblogs that reference 晩秋とカシオペアと思春期:

« 親子丼を食べてみる | Main | 古き良き食堂 〜会館グリル〜 »