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January 20, 2012

大学受験の記憶 〜日差しのある冬の昼下がり〜

 今年の金沢は比較的日差しのある冬である。センター試験が終わり,やや落ち着いて仕事が出来る昼下がり。今日は自宅で仕事中。久々にショスタコーヴィチの第7番「レニングラード」などを聴きながら机の前である。
 高校3年の今頃。センター試験が終わり,しばらくして自由登校となる。センターは散々だったが,残る2次は国語(含む小論文)と社会,そして英語。苦手なのは英語のみ。数学をやらなくてよくなったと思うとうんと気分がラクになった。ラクになった勢いで日がな問題を解き続けたのがこの時期。毎日8〜10時間くらい問題を解いたり単語や構文を暗記し続けていたのではなかろうか。今思えばハードでもあり,逆に他に何もないのんびりした1ヶ月ちょっとだったように思う。
 手元にあった2万ちょっとのお年玉がCDに消えた。新品と中古を足して10枚くらい買ったであろうか。その中にあったのがこのレニングラードやミュンフン/バスティーユ・オペラのトゥーランガリラ交響曲。あとドラティ/デトロイトのヒンデミットだったろうか。とにかく受験の記憶は20世紀のオーケストラの記憶である。
 あの頃何を考えていたのか。大学にともかく入ること,心理学を志していたけれど音楽がやりたいとばかり思っていたこと。きっと音楽では食えないから高校の先生になって音楽部の顧問がやりたかったこと。今になるとそんな事しか覚えていないな。そして今,ようやく大学で音楽部の顧問になった。いつまで続くかも分からないが,20年来の願いがひとつ叶ったなあと思う。
 暖かい午後の日差しの中で,ひとりだらだらと仕事をし,好きなことで心一杯になる。やりたいと思いながらついに20代からの20年はそうならなかったなあ。まあ人間そういうもんだ。これからもまあそういう日は何日もあるまい。だからこそ貴重な自宅研究日の本日である。

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