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May 08, 2013

(元)熊本県民の熊本旅行(その2) 天草へ

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 今回の熊本旅行,あらかじめ細君に「なにを見てみたい?」と聞いておいた。曰く,「古い教会が見たい」とのこと。おぬしそれは長崎のことをイメージしているのか?とはいえ確か天草の方に行けばあったような記憶がある。そう,天草はキリシタンの島である。漁村の中にひっそりと立つ崎津天主堂と大江天主堂。海も綺麗だし滅多に行くこともない。事実私が天草五橋を超えるのも小学校以来,下島に行くのは生まれて初めてなのではなかろうかというくらいである。
 去年沖縄に行った時,レンタカーでの移動は結構便利だということもわかった。そこで今回はレンタカーを使って1日天草見物である。5月にもなると天草の日差しは強い。海の色も真っ青で,それはやはり美しいのであった。上島には松島道路といいう立派な道もできていて,随分時間も短くなったものである。
Blog321
 下島の西海岸へ行くと「陶器まつり」ののぼりが。有田や瀬戸のように有名な産地もない熊本,この辺に窯元くらいはあっても,そう大したイメージもない。しかし陶芸家の細君によれば,天草は陶土の産地としては有名らしい。それならといくつか覗いて見ることにした。
 天草陶土は一言で言うと「白い」らしい。特級の土で焼いた磁器は,本当に真っ白である。細君は現地の作家から色々話を聞いたり,特徴をつかんだりしていい勉強になったということである。もともと予定していたことではなかったが,収穫という意味では貴重だった。写真はその中でも高浜焼の窯元。声をかけると簡単に工房も見学させてくれた。
 
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 そして大江・崎津の両天主堂へ。天草・島原の乱に代表されるキリシタンの歴史。先の高浜焼の中興者上田家も「天草崩れ」とよばれる隠れキリシタンの発覚に際し,事態の収拾に尽力したりと,やはりキリシタンと切っても切れない地域であることが分かる。静かな漁村に立つそれぞれの教会は,何ともいえない情趣を感じさせる。熊本から遠く離れ,人も通わないようなところだからこそひっそりと残り得た独特の文化である。頭では理解していても,やはり実際にふれてみないとなかなか実感できないものである。遠く青い天草の海と空,美しくていい所だ。


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