June 10, 2016

馬齢

「馬齢を重ねる」という言い回しがある。これといって大したこともしないまま歳だけがすぎる。くらいの意味。44歳になって,概ねそんな感じだなと思う。
 もちろん毎日の暮らしを考えれば,もう少し何かをしているのだろう。娘を育て,教師なるものを生業とし,いちおう役回りもやっている気がするのだけれど。「だから何?」みたいな気分がどこかに見え隠れするので,結局は馬齢を重ねているだけのような思いが強くなる。
 中年期の課題は「生産性と停滞の葛藤への対処」と言った心理学者がいたけれど,まさにそういう葛藤の中にいるようないないような。
 うまく行けば今がちょうど人生の正午,下手すると夕暮れすぎ,いや一日の終り寸前かもしれない。本当は馬齢を重ねている場合じゃなくて,奔馬のように頑張らないとだめなのかもね。
 そんなこんなで44歳。思えばよくぞここまで。

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July 01, 2014

7月だ&月曜日は花を買って

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 ついに7月。今年も下半期。これから夏休みが終わる9月までの3ヶ月,スケジュールは予定が一杯。夏らしさを求めて花屋で百合1本(まけてくれたので100円!)。タケシマユリという珍しいものらしい。竹島とはいうものの,これはその近くにある韓国の鬱陵島の固有種なんだそうだ。クルマユリの近縁種なんだそう。下向きな感じがちょっと奥ゆかしくて良い。
Blog360
 今日でカメラを買ってまる1月。相変わらず空と雲を撮っていることが多い。カメラを買うきっかけとなった荒木経惟が毎日空を撮っていることに触発されたせいもあるが,やっぱり空の美しさは格別である。今日は真っ青な空の青が滲んだような白い雲ひとつ。下の写真は昨日の夕暮れ時。あと1分もすれば赤みを失うギリギリの空が美しかったのだが,あまり上手く撮れていないな。もう少し深みのある色だったんだが。もう少しコントラストを上げるように何かすればよかったかな?
 暑くなりそうだが,まだまだ風が爽快な夏の入り。このまま暑くなるのか?それともエル・ニーニョで冷夏となるのか。
Blog361


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June 07, 2014

今日の撮影練習(14/06/06) 夜を撮る

Blog355
 市祭の「百万石まつり」である。家は浅野川の川沿い。今年で40年目となるという灯籠流しがあるのでカメラ持って行ってみた。友禅の功労者,宮崎友禅斎の供養ということで始まったらしく,昔からあるという風習ではないらしい。浅野川は友禅流しも見られる川,まあ悪い感じはしない。きちんと見るのは金沢13年目にして初めてである。
Blog354
 夜の河に光が流れるというのは何であれ美しい。そのまま海まで流れていってしまうのかとおもいきや,家のちょっと上流の常盤橋から流し始め,1キロほど下流の浅野川大橋で拾い上げるという,意外にエコな企画であることも分かった。流れている読経も,一向宗の加賀には珍しく禅宗。禅寺も少なくはないとはいえ,ちょっと意外。友禅は禅寺と関係が深いらしい。
 こういう暗いところだと,シャッタースピードは30分の1くらい。ISOは驚きの3200くらいで調整する必要があることが分かる。絞りもあまり絞れないので,自分で近くまで行って撮影することに。写真を撮るというのは「足で寄る」ことも大事なんだねえ。
 せっかくなので,たまには一人で飲んで,そのまま片町へふらりと。楽しかったが少々飲み過ぎた。それもまたよし。

Blog356


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June 03, 2014

本日の撮影練習

Blog353
 カメラの話2日目。とにかく撮らねば上手くはならない。まずはオートモードで撮影してみる。そして自分で絞りや露出を変えてみるの繰り返し。今のところ,明暗を際立たせた感じを意識していることが多い。
 食べ物を撮影するのは意外に難しい。皿が並ぶと構図も難しくなるし,構図によっては絞りや露出が気になる。あと,水平を意識することも意外と難しいことがわかる。持った時にどこか歪んでいる。そう考えると,カメラマンって姿勢の良い人なのかなあと思ったりして。
 今日も暑い天気。光が眩しい。青空が黄色く見えるほどである。

Blog352


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April 15, 2014

細君のアトリエ ーNOKIー

 わが細君が手取川のほとりに仕事場を持つことになった。金沢から山側環状を25分ほど走り,川北大橋からすぐのところ。川北町のスタジオ杜がある横に,NOKI(ノキ)というアトリエが完成した。
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 まわりは洋風の庭園,広い空間の両側に部屋が軒を連ねている。そこでNOKIの名前。細君のアトリエの他,フリースペース,窯場,木工のアトリエなどが並んでいる。隣にはカフェレストラン。ここだけがかなりモダンな空間になっている。
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 細君のアトリエとその内部。とても広い。ウィンドウには陶造形作品が。この時は作品(フリーカップ)の釉掛け中。
 型を使った射込み,ロクロ,絵付けといった作業はここでたいてい出来るということ。
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 作品の制作が行われるだけではなく,週末などにはフリースペースを中心に陶芸のワークショップが行われたり,ニーズに応じて設備が貸し出されたり,陶芸に興味がある人に細君が教えてくれたりするらしい。定期的に教室が開かれるというより,一回あたりの利用料金でレッスンが開かれる形。その人に応じて可能な限りフレキシブルな対応。
 作家にとって,そこに集まる人にとってクリエイティブな空間として発展していくといいなと思う。春らしい出発である。


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January 01, 2014

2014年頭のごあいさつ



明けましておめでとうございます。今年もどうぞご愛顧のほどを。

例年今年の抱負を申し上げておりましたが、今年は取り立ててこれをしたい、どうありたいという抱負はなしで行きたいと思います。いや、いろいろ希望や野望がないわけではありませんが。言ったところであまりどうなるということもありません。ともかく今年も何とかなりますように。くらいのことかもしれません。仕事もボチボチ。せめてタスクを落とすことが無いように。日々はまあまあ、苦労をかけることもすることもさほどありませんように。

どちらかといえば調子に乗っている時の方が、皆さんに良いと言って頂けるようです。画像は去年学生が授業中に落書きしてくれたものです。ノリノリの感じが分かります。多くの人に明るい気分をお届けできれば幸いです。

そんな訳で2014年。ウマいことよろしくお願いいたします。

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December 31, 2013

2013年も終わるんだねえ。

 2013年の終わり,桑名の細君の実家で年を越している。ここのところ金沢で越すことが多かったので,毎日晴天の正月を迎えるのは本当に久しぶりである。
 今年はあちこち飛び回った年で,北は知床半島から南は天草まで,年間で15本の出張をこなした。研究も「そこそこ」やって,初めての単著も出したし,他にも2本の書籍・記事を世に出した。厄年の生産性としてはまずまず。いや,これ以上がんばる気は本来ありません。
 そして来年,一体どうなりますことやら。既に1月は4本の出張(ひどいもんだと思いません?)から始まり,公私ともにいくつかのタスクを抱えている。あらどうしましょ,って感じ。せめて体調を崩すことがないように生きたいものです。

 久しぶりに書いたら,各内容すら面白味のないものになりつつある恐ろしさ。もう少し楽しくします。きっと。ではでは,皆さん良いお年を。

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September 01, 2013

8月が終わる

 ついに1月でまったくエントリを更新しないということになった。最近はFacebookなどのお陰でブログのように丁寧な文章を書かなくなっています。手軽といえば手軽。由々しいといえば由々しい。
 もう少しアップできるようにします。どうぞよろしく。

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May 12, 2013

(元)熊本県民の熊本旅行(その3)阿蘇へ

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 細君に感想を聞けば「すごく広くて雄大」な阿蘇。確かにそうだが,あまりにも見慣れすぎて,雄大さには無頓着なのが地元民。こんなに広い山はほんとうに少ないのだ。周囲50キロの外輪山に囲まれた「火口」の中に数万の人が住むカルデラ地形。ここは盆地というより,火口である。火口の中に新しい山が再びできたのが阿蘇山である。
 熊本から列車で一時間半ほど,宮地駅についたら再びレンタカー。GWであちこちの道が混んでいる。これらをパスして素早く回る方法といえば

 宮地→箱石峠を通って高森→白川水源→吉田口から阿蘇山→坊中口から裏道を→57号線をまたいで阿蘇神社から大観峰   これがベストのコースである。渋滞や行列を尻目に,すいすいーっと走る。

Blog317_2 途中高森で昼食,「だいこんや」というところで阿蘇らしくダゴ汁や高菜めしなど。私は定食。煮物や天ぷら,小さなダゴ汁や高菜めしなど豪勢なご飯だが,肉や魚類は一切なしで結構ヘルシー。天ぷらもカラッと揚がっているし,出汁も美味しい。阿蘇の中でも当たりのご飯である。そんな店でもSoftBankのWi-Fiは完備されている。田舎とは一体何なのか,考えさせられてしまう。

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 そして白川水源へ。20年ほど前は森の細道を通って水源まで歩く静かなところだったが,すっかり観光スポットになっていた。毎分数トンの水が湧く桁外れの湧水源。政令指定都市の水道を全て地下水で賄う奇跡の町熊本のシンボルのような水である。相変わらず美しいし,いつ飲んでも美味い。
 阿蘇山に登るも火口は規制がかかっていて見られない。草千里も車でいっぱい。そこでちょっと高いところから阿蘇を眺める。これでも十分に雄大さは感じられる。
 途中米塚なども見る。山の中腹にちょこんとある古い加工。造形的に大変美しい。細君はこれも気に召したようである。
 反対側の大観峰にも。こちらも素晴らしい景色。基本的に阿蘇五岳を眺めるスポットだが,振り返れば九重まで続く広い高原。こちらは何もない高原だが,こんな高いところに広々した高原があるのもいい景色である。何度も来るが,新しい発見というべきか。
 
 翌日は亡父の七回忌。久しぶりに親戚があつまり,お互いに挨拶や近況などを話し,寺の95歳の住職(先代)のいろんな意味で有り難い経を聴く。寺も含めて一族なので,気軽なものである。いつの間にかアニキタチは50に近づき,可愛がっていた姪や甥は大学や高校に。改めて年をとったんだねえと述懐。そんなこんなのGWであった。


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May 08, 2013

(元)熊本県民の熊本旅行(その2) 天草へ

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 今回の熊本旅行,あらかじめ細君に「なにを見てみたい?」と聞いておいた。曰く,「古い教会が見たい」とのこと。おぬしそれは長崎のことをイメージしているのか?とはいえ確か天草の方に行けばあったような記憶がある。そう,天草はキリシタンの島である。漁村の中にひっそりと立つ崎津天主堂と大江天主堂。海も綺麗だし滅多に行くこともない。事実私が天草五橋を超えるのも小学校以来,下島に行くのは生まれて初めてなのではなかろうかというくらいである。
 去年沖縄に行った時,レンタカーでの移動は結構便利だということもわかった。そこで今回はレンタカーを使って1日天草見物である。5月にもなると天草の日差しは強い。海の色も真っ青で,それはやはり美しいのであった。上島には松島道路といいう立派な道もできていて,随分時間も短くなったものである。
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 下島の西海岸へ行くと「陶器まつり」ののぼりが。有田や瀬戸のように有名な産地もない熊本,この辺に窯元くらいはあっても,そう大したイメージもない。しかし陶芸家の細君によれば,天草は陶土の産地としては有名らしい。それならといくつか覗いて見ることにした。
 天草陶土は一言で言うと「白い」らしい。特級の土で焼いた磁器は,本当に真っ白である。細君は現地の作家から色々話を聞いたり,特徴をつかんだりしていい勉強になったということである。もともと予定していたことではなかったが,収穫という意味では貴重だった。写真はその中でも高浜焼の窯元。声をかけると簡単に工房も見学させてくれた。
 
Blog322
 そして大江・崎津の両天主堂へ。天草・島原の乱に代表されるキリシタンの歴史。先の高浜焼の中興者上田家も「天草崩れ」とよばれる隠れキリシタンの発覚に際し,事態の収拾に尽力したりと,やはりキリシタンと切っても切れない地域であることが分かる。静かな漁村に立つそれぞれの教会は,何ともいえない情趣を感じさせる。熊本から遠く離れ,人も通わないようなところだからこそひっそりと残り得た独特の文化である。頭では理解していても,やはり実際にふれてみないとなかなか実感できないものである。遠く青い天草の海と空,美しくていい所だ。


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