August 29, 2009

大量購入

 学会のもう1つのイベントといえば,出展している書店さんの本を割引で購入することだったりする。決して安くはなこい専門書を割引で買うことができ,しかも多くは大学まで届けてくれる。勢いもつこういうのが人情だ。
 今回も数冊購入。値段の張るところは錯視関係のもの。ついに北岡先生は「画集」が出るまでになったか。すばらしい。で買い求めたのはいいが,これは出版社の扱いではなく販売店さんの出展らしく,割引なし。がっかり。懇意にしている出版社さんのブースでも購入したが,こちらはお届けは三冊から。だったら考えたよ。重い本を鞄に入れてあちこち動き回る。ふう。

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August 28, 2009

学会in京都

 立命館で学会。一日遅れて参加。いろいろ考えていることに筋が見えた。あとは気の利いた実験を考え付くだけなのだが,これが大変な作業だったりする。何とかなるかなあ。
 旧知に会うも,かわり無くてなにより。

 いつの間にか高瀬川沿いの天下一品が見当たらなくなっていたり,その他もろもろ変わっていたり。バーで知り合った人と明け方近くまで飲んだり,いつもながらいつも通りの学会模様。

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August 06, 2009

ブックオフ讃

 あまり行動半径内にないので行かないが,市内北部のブックオフへ。ちらちらと本などを物色。
 よくよく見ると掘り出し物がわんさか。坂元「マルチメディア時代の子どもたち」とか,ローレンツ「ソロモンの指輪」とかシング「狼に育てられた子」など。どれも学生時代には必読の書籍だったのだが,そのころはまだまだお金も乏しくて「まあそのうち」と言っているうちに本屋の目につくところから外れたりしてしまったものばかり。講義資料として大変有り難かったりもするので一気に大人買い。しかもですよ。

 これが一冊105円だったりするのですよ!!

 ブックオフでは専門書の多くは古書というよりは「捌けない古本」。ソロモンの指輪などは高いところでは1万円を超えるので,大変良い買い物であった(他は1円で売られてたりする...それもどうかと)。

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July 29, 2009

今日のびっくり

 IBMがSPSSを買収したらしい。まあいろいろアメリカの事情があるのだろう。こちらとしては少しでもSPSS(PASWになったんだっけ)が安くなってくれたらいうことはない。

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July 18, 2009

おのぼりさん

 明日から東京で学会。今回は「観客」ではなくちゃんと「選手」で出場。やっぱり学会はちゃんと発表しないと。学会のあれやこれやは順次アップします。

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June 26, 2009

5〜10年後の科学(只のグチ)

 文部科学省の科学技術・学術審議会が,文部科学大臣に次のような答申をしたそうな。ソースはこちら
 どういう内容かを引用すると。

>哲学や心理、経済、法学などの広い分野で、人間の心の動きを生み出す脳の深い知識が求められていると指摘。脳科学を含めた「総合的人間科学」構築を目標に掲げた。5〜10年後には、記憶や学習のしくみ、ストレスにかかわる精神・神経疾患の解明などをめざす。

 政治的な話をすれば,我々のような学問に目をかけて下さって(ひょっとすると,重点的に予算などを回して下さる?)。大変有り難いのかもしれないが。

「5〜10年後には、記憶や学習のしくみ、ストレスにかかわる精神・神経疾患の解明などをめざす。」

 ちょっとじゃございませんが,学術・研究なんてものを少々買いかぶり,あるいはナメているのではないかしらんという気持ちにさせられる。私が50になった時,ミクロレベルはおろかマクロレベルでさえも,認知神経科学で機構や機序の説明が出来るとしたら,なんと素敵なことか。
 それとも,実はひそかに,ダイナミックに単一細胞レベルの分析が可能なツールなどが出来そうなのだろうか。そうなると,「MR.BRAIN」なんかを遙かに凌ぐ世界があるのだろうけれど。

 下々の3流心理学者には全く想像つかないなあ。それどころか,私のやっている類推研究で,膨大な知識を迅速に処理する写像メカニズムだって,あと10年では無理な気がする...


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June 03, 2009

3タテ

 6月になると,今年も科学研究費の落選通知が届く。同一テーマで3年間トライをしたが,今回も3年連続の「上位20%落ち」を喫する。毎年指摘にしたがってブラッシュアップをし,今年は新しい基軸も加えてみたのだが,

 むしろ評価が下がっている...

 まあ基礎研究であり,かつ発展・応用性としては萌芽的という点において,なかなか通りにくいのかもしれない。来年度は違う視点から何か考えなくてはならないかもしれないなあ。

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April 23, 2009

論文一本出来

・編集していた読書科学誌203号 「特集:リテラシーの心理学」が刊行。ようやく日の目を見ることになった。今回は巻頭言と論文「情報の理解を促す知識の性質とその獲得 —知識の利用可能性に関する研究—」を掲載してもらっている。これで利用可能性に関する「言いたいこと」は一応世の中に提出した。あとは自分の思いが実証されるよう研究をすることになろう。何とか業績が1つ増えた。ひとまず良かった。
 それにしても,編集は大変。

・いつの間にかReaD(研究者の情報データベース)がリニューアルされていた。J-Globalというのだそうだ。いまだにこのページの更新作業をスムーズにすることが苦手だが,ともかく大事そうなので最近の業績を更新。
 今回から,「類似の研究をする研究者」というリストが自動的に出てくるようになったが,これが驚くほど良くできていない。京大のKT先生はもちろん近いが,ON先生とか,九大のMK先生とかはまったく違うような気が...

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April 02, 2009

毎年同じ事を書いているような....

・2日目からフルスロットル全開。まあこんな事になるとは思っていたが,4月が始まると途端に活気づいてくるから不思議だ。

・今日は弁当。あらなんてヘルシー!と思っていたが,目の前にある手みやげのミルフィーユを食べる。ちょっとだけ元の木阿弥。

・今日は目標通り,午前中一時間論文を読む。何せ英語が恐ろしく出来ないときているので,昔同様一行一行訳していく「写経」のような作業が続く。最近あまりふれていなかったので随分遅くなっているのも残念。
 今日からはSamuel & Gentner(2007)という類推研究の最近に取り組む。彼らは次のようにいう

(類推において)我々は無数の更なる帰属や推論をする。これらのすべては迅速にかつ努力なしに達成されるため,我々は必要とされるであろう認知的プロセスの複雑さを過小評価しがちである。

 そう,そうなのだ。私がここ数年取り組んでいた話の一旦はここにある。Gentnerが考える従来の構造写像理論では簡単に片づかない話を,ついに始めたというのか?アブストラクトを見る限りでは必ずしもそうではないのだが,研究は思ったようなベクトルに進んでいると実感。とりあえずこれから読み進めていくのが楽しみ。
 良い感じだ。これで今日はちょっとでもピアノを弾けば目標達成。

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March 08, 2009

関西出張

・研究会で大阪千里山まで、最近頭を使っているのは学会とこれだけではないのだろうかと不安になるほど頭を使う。
 研究テーマとして「知識」を扱っているわけだが、その知識はstaticではなく、もっとdynamicに変化しながら構成されると常々言っている。にもかかわらず実験や調査をするときは時系列や個人差などそれぞれの「事情」をあまり考慮せずやっている。いやそうしないと大変だから。
 我ながら手抜きだと思わないわけではないが、その態度にお叱りを受ける。日ごろ研究業績を出すことばかり考えて、「で、知識って一体何だ」ということを考えずにいる不誠実さだなあと思う。いやはや申し訳ない。これからはちゃんと考えることにします。

・関西は「薄味」というのが一般論である。
 昨日「なか卯」でうどんを食べたが、殊の外塩辛かった。風味自体は関西らしかったのだが、この辺りは他の地域とだんだん似てきているのかなあと思った。
 個人的には、関西の食べ物といえど、調味の結果「色が薄い」ことはよく分かるが、塩分についてはそれはそれで結構あるように思われてならない。私の育ったような一般的な九州の家庭は、もっと「塩をケチった」ように薄い所があったりもする。
 ただそれは我々が関西で「料理店・食堂」を利用するからであり、一般家庭は違うということなのかもしれないとつらつら考えたりもする。普段住んでいない地域のことをあれこれ考えるのは、やはり難しい。

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December 17, 2008

Rで統計(ややコア)

 ずいぶん前から統計を使う関係者の間で取りざたされているのが,「R言語」である。フリーウェアである言語をダウンロードし,必要なプログラムを書くだけで解析ができるという「貧者の核弾頭」である。すでに日本でも膨大な実績があるらしく,ちょっと調べたいと思ったらhttp://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/など分かりやすいまとめもある。問題はといえば

・何せプログラム言語なので,見た目にハードルが高いということ
・因子分析でオブリミン回転をするなど,同時に複数のことができるかどうかは,そういう「プログラム」を書いた人

がいるかどうかに依存する(自分で書ければ問題ないが)
あたりのことだろうか。計算の意味まである程度統計をかじったか,プログラム自体に初歩的な理解があれば大体何とかなるようである。
 試しに,χ2検定を拾ってきて使ってみたが,普通にできた。使いこなせれば(あるいは,こういうインタフェースに抵抗がなければ)強力なツールになると思われる。

あまり意味も知らずにマニュアル見ながらSPSSやってます。とか。エクセルのワークシートが読み込めないから分からない。などの場合,さすがに利用は困難だろうなあ。こういう場合,Javascript-STARとか,HALBAUあたりの方が便利であろう。STARは無料,HALBAUもアカデミックなら4万円である。

こう考えると,そろそろSPSSのお世話になる必要性も随分下がってきたように思う。どんどん進化して,安価に研究ができるようになってほしいと思う貧乏研究者に,ちょっとだけウレシイ話である。

 

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October 13, 2008

学会in東京

・学会はいろいろ勉強になった.来年はいろいろデータを持って学会に赴きたいものである.
・新宿でうろうろしていたときのこと,「何だか知り合いに出会いそうだなあ」と思って歩いていたその目の先に,家の学生が歩いていた.吃驚したのでその学生の目の前にたって「こんにちは」とやってみたら,その学生はもっと驚いていた様子.それはまあそうだろう.
・バッグを持って,三脚を持って,ビデオカメラを持って,お土産を持ってあるいたらもうくたくたである.

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October 03, 2008

やっぱり面白い

 研究のために大学に導入されたアイマークレコーダ(Tobii x50&Tobiistudio)を,大学の教員研究紹介で出店することになり,本格的に使うことにした.今回購入時と違い,新しいPCに導入したりしたこともあって大いにトラブる(デバイスの認識ができなかったり).何とか形になり,デモンストレーション用に広告媒体の視線追跡をするようにした.
 大体こんな感じ

Blog22Blog23_2


 まだキャリブレーションに難があったり,こちらがあまり習熟していなかったりもするのだが,それでもデモンストレーションとしては面白い.もっと使い方をマスターするとなお可能性が見えてくるのだろうと思う.
 うちの大学で面白いかなと思っているのは,現代アートに対する見方の違いとか.エキスパートとノビスでは,コンセプチュアルな現代アートの鍵を的確な注意を与えることに違いがあるか,とか(なけりゃないで面白いのだが).芸術の見方に対する量的研究はまだまだ少ないので,それなりに「形にする」ことはできるかもしれない.美術系大学としてこういう研究資源をもっているのは,良いことだと思っている.
 とりあえず,10/22〜29日に金沢市市民芸術村で開かれる「美大アートワークス2008」に出展します.会期中,数回私によるデモンストレーションも行われますので,みなさんぜひおいで下さい.

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August 28, 2008

達成感2つ

・教員免許の試行講習,3日間の日程をつつがなく,いや好評のうちに終わる.講師をはじめ参加したすべての教職員と,すべての受講者の力がうまく増幅され,頂上にまで達した.「来年も来たいので,成績は認定しないで下さいね」という嬉しい冗談を沢山の受講生からいただき,私は本当にウレシイ
 来年に向け,さらに良い試行になるようにします.どうぞお待ちください.

・そんな中で,書き続けていた原稿が脱稿する.教育心理学の教科書で,教授ー学習,教育評価,研究の方法,コラムと結構なボリューム.いつもの「荷方節」になったところが気がかりだけれど,それはまあ校正でも.

・残念なことに,講習中から背中右側の筋肉痛で,身体を右左にひねるのが大変辛い.

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June 06, 2008

めくりハガキ再び

ことしも科研費は見事落選,内容としても上位20%落ち...

昨年のものを書き改めて,さらに穴を小さくしたつもりだったが
                    2007 2008
(1)研究課題の学術的重要性・妥当性   3.33  2.67
(2)研究計画・方法の妥当性       3.33  3.00
(3)研究課題の独創性および革新性    2.33  3.00
(4)研究課題の波及効果および普遍性   3.00  3.33
(5)研究遂行能力および研究環境の適切性 3.33  3.00

 頑張ったところは確かに良くなったのだが(3),後がダメになっとるっちゅうねん!はあ...一生科研費が当たらない(もとい,採択されない)のではないかとslightly blueの一日。はあ...

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May 02, 2008

身近な具体例を使った数学の学習は有用でない?

 サイエンスに掲載された論文に、「生徒が数学を学ぶときに、「現実世界」の具体的な例を
用いることは有用でない」ことが示されたという研究がでている。記事の詳細はこちら。ショッキングといえばショッキングだが、先行する知見もない訳ではない研究。
 たとえば、数列の概念の学習の転移について研究したBassok & Holyoak(1989)でも、より具体的な状況である物理から数学の問題への転移は困難だが、抽象的な数学の学習から物理への転移は容易だったとするもの。基本的に具体的な内容(問題の意味的部分)だけに注意がいって、解き方の手続き(構造)に注意が行かないと解けないことはこれまでも指摘されてきた。しかし、抽象的な知識だけを学習しても、具体的な文脈の分かりやすさの違いによっても差が出ることも指摘されている(Holyoak & Koh, 1987など)。
 この研究にはいくつかの問題点があって、そもそも抽象的操作が可能で、具体的場面との対応づけ(写像)のできる大学生の場合はいいのだが、そもそも具体的な事物の操作なしには理解が進みにくい小学生などでは問題がある可能性がある(小学生では「形式的操作」は部分的である)。また、学習スタイルが子供の頃からの積み重ねによってできているならば、やはり初期の基礎の部分では具体例も必要であるこということを軽視しているともいえる。
 この点については、抽象的な知識と具体的な知識との中間的な「準抽象化(鈴木、1995)」が鍵だという意見もあって、この論文だけでは収束しない問題もある。というか、まだこの辺りの議論が出るだけでもセンセーショナルなのかというのが驚き。
 抽象的知識と具体的知識の間の関係だけでも、まだ研究ができるというのか?だったらこちらにも結構やれるところがある。ちょっとやってみようかなというのが現在の心境。
 

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April 25, 2008

教育心理学の重要用語101

 教育心理学の教科書を作成しようとここのところ奮闘中。とりあえず各教科書の動向を知りたいということで,日本で売られている33冊の教科書を買ってきて,索引(人名索引を除く)に書かれている単語を全部データ入力してみた(アルバイトの学生さんお疲れ様)。総収集単語数6371語。そのうち14回以上登場した単語がちょうど101語。参考までに公開することにします。
 みてみると,最近の教育心理学のトピックといったものは驚くほどない。そして,教員採用試験に出そうな項目は,驚くほどたくさんある。
 ちなみに,私の講義する教育心理学では,この101から抜け落ちている項目は10%以下であることが分かった。なかなかいいセンスしてるじゃんと自画自賛!

※転載は 執筆者荷方まで許諾の上可! 

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April 16, 2008

通ったもの ダメだったもの

・皆さんは,質問紙(アンケート)を作ったことがありますか?(ほとんどの人がないでしょうけど..)。何が面倒くさいって,何ページ分かの紙の束があって,その束から一枚一枚とって一部を作る。アンケートなので数十人分,多ければ数百人分のものを手作業で作ることになる。これが本当に面倒。
 しかし,うちの大学に来て苦節6年,度重なる予算請求が通り,ついに禁断のマシンを手に入れた。それが丁合機。これで質問紙作成が劇的にラクになるのである。これまで事務の人が人海でやっていた会議資料の束も,きっとこれから一人の手であーら簡単!になること請け合い。
 しかしこの機械,管理・調整を怠ると結構紙詰まりなどを起こしやすい。特に梅雨は大変なので,実験するなら5月だな。うん。

・ちなみに,本学では教員免許更新制にともなう更新講習について,文部科学省から試行機関としての指定を受け,少ないながら補助金がでることになった。国のプロジェクトに自分で企画書を書いて,企画を通したのは今回が初めて。こちらも頑張らねば。

・そして悲しいことに,今日まで音沙汰がないところを見ても,科研費は今年もダメだったらしい...。.去年のものを頑張って改良したつもりだったんだけど...やっぱり研究者としての能力が低いんだろうなあ...っていうか業績少ないしなあ... と,これだけがボヤキ。

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March 21, 2008

一段落

・合格発表も終わり,大学人としての仕事は一段落。手元にある論文&原稿をとにかくあげてしまわなくてはならないのだが,こういう時は「ズボラ出血熱」を発病しやすい時期になる。というか,既に罹患か...
・週末の「一品持ちよりパーティー」なんぞのために,大好物の豚肉のリエットを作ろうと思い立つ。初めてのことなので勝手が分からないが,ともかく豚肉600gとラード400gが必要となるはず。とはいえスーパーで買えるというものでもないので,これも初めて最寄りの市場(近江町市場)の肉屋へ買いに行き,肩ロース600gとラード400gの注文をした。ここにはガラスのショーケースに肉が売ってある「とても古典的な肉屋」や,氷やトロ箱の上に魚がそのまま陳列されている魚屋などがあって,実に楽しい。
・近場の買い物は買い物かごをもって自転車で。画に描いたような,いや今ではもう「絵空事」に近い生活を送ってみる。

追伸
 そういっているうちに,肉屋から入荷の電話が届く。明日の朝一で取りに行きます。肉屋のおばちゃんが手はずを揃えてくれるなんて,なんて素敵!

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January 24, 2008

この棚のここからここまで全部!

 いつも立ち寄る東京駅OAZOの丸善。今回は教育心理学の教科書が欲しかった。ここのところ教科書を執筆しようともくろんでいたのである。そこで市販されている教科書の索引を集めて,索引語彙のリストを作り,共通語彙は掲載しようと。まずは丸善の棚にある教育心理学の教科書25冊を一気買い。ついでに最近興味のある消費行動に関する心理学研究の本を一気買い。そして統計関係の本をちょこちょこ。全40冊,今回もお届けでよろしく!いやぁ一度やってみたかった。
 買いも買ったり9万円あまり。来週には研究室の棚に収まることになろう。

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January 09, 2008

質問紙を作りたい

 ちょっと前のエントリ(エクスペリエンス・デザイン)でも触れていたことだが,「経験価値」といった側面にもっと光を当てるのは面白そうだなあと思う今日この頃。特に,購入したモノに対してもつ満足度といったものが,個人の中のどのような経験によっているか測ることは面白いかなあと思ったりする。
 これと関係のある事柄としては「ナラティブ・ベース」という考え方があるかと思う。ナラティブとは,個人内の「物語的」な側面を指し,量的というよりも質的な世界に焦点をあてている。臨床心理学では比較的使われる概念であるが,バリバリ認知の世界でも「質的検討」といえばそれなりに通りは良いような気がする。
 さて,経験価値といった概念を測定し,さらに「個人内の物語」といった側面をどのように掘り下げるか?研究としてはそれなりに「まとまった」ものが必要かと思われる。場合によっては博士論文くらいのボリュームがあるのではないかと。

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January 05, 2008

正月モードと重回帰

・あちこちに遊びに行ったり,飲んだりと楽しいお正月。
・父の着物を着て飲みに出た(ええ,ちゃんと帯くらいは自分で締めることができるのです)。いつもと違って,間違っても着物を汚してはならないし,着崩れないようにするためにも,「お行儀良く」する必要がある。という意味で,いろいろ良いところ有りの着物スタイルである。
 それにしても,これが結構似合う。なで肩なのも,腹が少し出てきたのも...
・私のブログへ「3要因の交互作用をいれた階層的重回帰分析」で検索をかけた方がおいでになったらしい。残念ながら多分どこを探しても,役に立つ情報はないと思われます。というか,私がさっぱり分からない。重回帰分析で交互作用が処理できるというのは,一体どういうことなんだろう...

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December 27, 2007

エクスペリエンス・デザイン

 昨日来ていただいた集中講義の内容の話。ノーマンが「エモーショナル・デザイン」,すなわちデザインの感性・感情的側面に言及して久しいが,デザインの現場ではエクスペリエンス・デザインなる用語が既にブレイクしつつあるようだ。
 エクスペリエンス・デザインというのは,マーケティング用語でいう「経験価値」から来ているらしく,経験価値とは商品やサービスそのものの価値ではなく,顧客がそれらを利用した経験によって得られる価値、すなわち満足や効用などをさすという。例えば(昨日の話を例に引くと),一杯のコーヒーを淹れるための豆の価格は数十円。これがスターバックスだと300円強,ホテルのスカイラウンジだと1000円でも費用を出すお客がいる。この価格差は,おそらくのところコーヒー自体の質の差ではなく,その経験をする時間・空間などの価値によって示される。なるほど,私たちは「有意義な時間」を買っているのだな。
 この構造がはっきりすれば,例えば日本車と性能はさして変わらず,故障だけは多いような舶来の自動車がどうして魅力を引きつけるかについても説明が可能となるだろう。研究があるかと調べてみたら,日経のリサーチがあるようだが,やはり心理学研究とはちょっとテイストが違うようである(そもそも主成分分析ではなくて,因子分析をするだろうし)。これは早くに着手した方が良いかもしれない研究になると思われる。

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December 15, 2007

ダミー変数(完全マニア向け)

 非常勤でいっている某教育学部。今が卒論のヤマで,みんな真面目にデータ解析などをしている。で,今回は重回帰分析のお手伝いなどを...って,説明変数がカテゴリーじゃん!!どうすんだ?と頭を抱える。日本伝統の林式数量化1類ができる環境になく,はてどうしたものかというと。
 説明変数がカテゴリーの場合,ダミー変数をつかって分析する。
 って,聞いたことはあるけどどうすんだ?よくよく調べてみると(こういうとき,普通にネットで情報が得られる現在は本当に便利だ),意外に簡単なことが分かる。結果として多重共線性が指摘され,期待した結果にはならなかったが,目からウロコの経験だった。今度はいつ必要になるか分からないが,その時が来たら意気揚々といたします。

 補遺
 実はSPSSでも,面倒だが数量化理論は使えるらしい。でも,やっぱり便利なのはHALBAUである。アカデミックだと42,000-。エクセルから簡単に読み込めるらしいし,基本的な統計処理は簡単だし。学生にも勧められるなかなかのソフトである。今年は研究費がちょっとだけあるので,今購入を決めた。

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December 10, 2007

終わらない冬

・仕事も執筆も。「お遊び」も含めて,スケジュールがぎっしりスニッカーズ状態。とりあえず近くのコンビニで飲み物を購入し,臨戦態勢に入る。
 終わったら終わったで,次の論文(2本)と受託研究の実験&報告書。来年は本(執筆&編集,今のところ2冊)も忙しくなるだろう。働き者ではないので,何となく嫌々やっている気がするのが自分でも情けない。
・そういえば今日はボーナスの日で,帰りのスーパーで何か「自分にご褒美」と思ったのだが,結局いつものお買い物に終わり,いつものと違うのはちょっと高級洋梨(198円)にとどまる。ああ,こういうところがいつまでも...
・そして今年も「あっ」という間に過ぎる。何となく人生が加速度的に終わりに近づいているようで憂鬱。

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November 21, 2007

出張終わる

・東京でのお勉強終わり。いろんな意味でたくさん勉強になった出張だった。お食事(&飲酒)に少々かかったのがちょっとだけ反省点。
・いろいろと知識をつけたため,欲しい本が結構見つかる。そこで今回もOAZOの丸善にお世話になる。10冊ほど買って,あとは「ご来店選定カード」をつかって外商扱い。重い本を持たなくて済んでラクチン。
 ただ,とても気になる洋書を見つけたのだが,ハードカバーのため値段が高くて諦めた。多分ペーパーバックがあって,それはきっと予算内に収まるのではと思われる。こういうときはやはりAMAZONだったりする。
・業務連絡。某山羊バーさま。また新しいアイテムをゲットいたしました。後日納入いたします。
・いろいろ勉強するうちに,自分の特徴が改めて見えてきた。そのことについては長文になるのでまた今度。

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November 05, 2007

学園祭と計画調書

・3日間の学園祭も最終日。学生の作ったぐい呑みやペーパーウェイトを買ったり,お昼ご飯を食べたり。楽しくて良いなあ。学生たちには4回の学園祭(先生はまだ30回もあるけど),目一杯エネルギーを放出していくといいよ。
・科学研究費の調書も提出終了。去年の評定の低かったところを直し(改めて読むとやっぱり酷いな),費目の再検討をしたりして書き直す。当たりますように!
・今度はリテラシー研究論文に取りかかる。リテラシーと呼ばれるプロセスを,知識の利用と処理という視点から改めて再構成してみようという企画。まずは本文ではなく,レジュメ形式で筋書き立てをつくってから話をしようかと。何となく面白くなるような予感。

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September 20, 2007

夏休み日記(50日目)

・学会は通算5日目。そろそろ話を聞くのもフロー気味。こうなると旧来の友人とお昼を食べて、珈琲を飲んでと「熱心ではない」研究者に成り下がる。とはいえ、周りの友人も既にいっぱしの研究者&大学人であり、彼らから学ぶことは計り知れない。
・自分の研究領域についての展望が徐々に開けてきた。データに基づく理論というより、これまでの理論を拡張した理論構成、すなわちトップダウンの理論構成から「予測」を行うことに着手するのはどうかと思っている。もちろんデータ自体もないわけではないが、モデルベースから具体的データへの示唆というのもありかと考えたりする。
・学会モードは明日でおしまい。そこから一気にドイツ・オーストリアモードへ。そういえばフィルムや電池など、いろいろ買っておくものがあるようだ。

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September 17, 2007

夏休み日記(47日目)学会2日目

・やっぱり埼玉県は「暑い」、エアコンの効かない体育館の中で、大汗をかきながら議論をする。みなさんYシャツですが、発表の終わった私はさっさとジーンズ&Tシャツにさせていただく。態度が悪くてスミマセン。
・2日目にして、2つほど新たな企画やプロジェクトの話を受け(いや立ち上げ)る。やはりこの場所はエキサイティングなのだが、そういえば私に与えられた時間は有限、なような...
 まあ、言っても始まりません。もっともっと面白い研究の可能性探っていくとしよう。

・やはり学会の華は「夜の部」、いろいろな人と出会ったり旧交を温めたり議論したり。もうすっかり「おっさんモードの学会参加」である。

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September 15, 2007

夏休み日記(46日目)学会初日

 2学会連続(6日)の初日、実のところ私は今日発表すればおしまいである。学生の研究を発表する。そもそも学生の自主性を重んじているので、「そこはうーん」という部分もあるが、それはこちらの責任で発表である。
 初めて文章理解の文脈で研究をしたが、やはり理念と実験方法に相当の乖離があり、それはそれでイケテナイ結果を発表することになった。もうすこしがんばれればよかったね。残念!推論・問題解決の研究とは違い、いろいろ指標がとれる代わりに、とてもセンシティブなデータを取り扱うんだね。
 とはいえ、類推が行き詰ったら、Visual representionの研究も面白いと思っていたので、今回の結果はいい勉強になった。
 明日からは楽しんで参加できます。そして、今日もエキサイティングな研究でした。

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July 17, 2007

それは基礎研究か?

 各政党のマニフェストの中から,科学技術・高等教育政策をまとめたページがある。興味深く読んだが,充実度は自民,リアリティは共産といったところか。個人的に一番「そうなって欲しい」のは共産だなあ...
 気になるのは,多くの党が「基礎研究の充実」と書いているにもかかわらず,その基礎研究って実はかなり応用や実践のカテゴリーに入るものなのでは?本当にお金にならないというか,自然や社会,人間のプリンシプル(原理)の解明以外に意味をなさないようなものを基礎研究というのだと思うが。基礎研究に支援をというのは,そういう「解明する喜びのみの価値」しかないようなものも大切にするということだと思いますぜ!

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June 13, 2007

児童心理学の進歩

 2007年度版が6/20に出ます。そして,第2章「推論」を担当しています。ここ数年の(決して多くはないのだが)推論・問題解決,そして知識獲得研究のレビューをしていますので,どうぞご覧下さい。
 そして,7月には安齋・大山編「あたりまえの心理学」も刊行予定。こちらは思考・言語,新しい認知研究の2章を担当。こちらもどうぞ。

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June 09, 2007

いるだけの学会

 年に2冊程度しか来ないのだが,今私の手元には「○楽知覚認知研究」という雑誌がある。心理学の中でも音楽や聴覚の研究だけというコアな学会である。以前卒論生の研究を代わりに発表するために入った学会で,そのうちこの領域の研究も色々やりたいなあと思いながら,そのまま大会にも行かなくなっている。
 こういう「お付き合いの薄い」学会がいくつかあり,それはそれで会費はかかるので,研究者の財布はそれなりに痛むのである(学会費については,研究費で支弁できない大学も多い)。とはいえ,「そのうちいずれ」と思っていたりするので,辞めるに辞められなかったりもする。
 あちこちの学会で,どこにいても活躍している先生というのは,一体どうやって生きているのかと知りたくなる。

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June 06, 2007

めくりハガキ

 考えてみると,科学研究費とか学術振興会特別研究員とか,研究者として「あてておきたい」ものをあてたことがない。で,今年もハガキ一通が届き,「落ちました」という一言が返ってきた。
 ことしはそれでもまだ良くて,不採択課題としては「上位20%」に入ったらしい。評定は以下の通り。
(1)研究課題の学術的重要性・妥当性 3.33
(2)研究計画・方法の妥当性 3.33
(3)研究課題の独創性および革新性 2.33
(4)研究課題の波及効果および普遍性 3.00
(5)研究遂行能力および研究環境の適切性 3.33
 まあ,そこそこに良い点数をくれたジャッジもいるらしい。それにしても,独創性と革新性ねえ,確かに古典的な研究でもあるので,そこを突かれると痛い。認知科学とか何とか,新しめの話を絡めれば良かったかな。ちなみに,経費の妥当性も一言付いたらしい。これももう少しきちんと書かなくてはならないということか。

 若手研究の期限は37歳まで。現在34歳。もう少し頑張ってみようと。

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April 02, 2007

よーい,ドン。さらに倍!

・市長から手渡しで辞令を貰い,新しい1年が始まる。今年はだらだらとせず,ビシッと仕事をしたいと思う。その反面,あまり詰め込むのもどうかとは思うのだが。ここで頭を錆び付かせてはイカン,と頭を振り払ってみたりする。
・ジムであれこれ考え事をしながらトレーニングしていたら,「今,何回プレスしたっけ?」という事態に陥る。考え事が深いこともあるが,意識しないくらい毎日トレーニングしてきたんだなあとも思う。
 で,今年はこういう事をしたい...と

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March 08, 2007

岐阜へ行ってきた

・よりによって今年最大の雪の中,岐阜へ。特急は30分遅れて大変。でもまあ実のある話もできたし,良かった良かった。
・岐阜は驚くほど寂れている街だった。あちこちでシャッターが閉まっているし,ほぼ同じ規模の金沢とはちょっと違う感じ。逆に,名古屋という大都市が近くに控えていることを感じる。これがストロー現象というやつかな?
・帰りの電車。午後6時ごろ発で9時頃着だったのだが,電車の中は大きな荷物を持った若い子が沢山。卒業旅行シーズンかと思ったら,かなりの子が絵の具などを持っている。なるほど,みんなうちの美大を受ける学生なのか。それも10人や20人ではない,遅い電車なのに驚くほど沢山の学生。なんでまたこんな時間に。ひょっとすると,他の美大の試験をかけもちながら,ギリギリで金沢に来ている学生なのかな?ずいぶん大変だねえと思う。
 さすがに「ガンバレよ」と声をかけるわけにもいかず,微笑ましく思いながら駅を後にした。ガンバレよ。

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February 28, 2007

イラストレータを使う

 訳あって,心理学の教科書を執筆中。専門であるところの思考と言語(言語は専門かっていわれると...まあ知っている方です...多分)と,最近の認知研究の面白いところ(認知科学とか,メディアとか)の2章を担当である。で,図表なんかも自分で作ってみようと思い,イラストレータを使ってみる。もともとPhotoshopが使いたくて買ったアドビの統合ソフト,ここで役に立つとは思わなかった。
 図なんかだったら割と簡単にかけるものである。これが結構面白くて,時間を忘れてしまいそうなくらい。問題解決関係の図は同じパーツを使うものが多かったりするので(例:ハノイの塔),レイヤーを使ってどんどん進めていく。使用も直感的で便利だと思う。よく分からないのは,印刷の部分で,文字などにかなりジャギー(ギザギザ)がでて印字されてしまう。これはフォントのせいなのか,それとも何かしなくてはいけないのか。どうなっているのだろう。大体マニュアルも何も持たずに使っているのが問題といえば問題。折角だから一冊何か買ってきてみて勉強するのも良いかもしれない。
 え,肝心の本文の方は?大丈夫,論文と違って,この手の文章は思いっきり速いのです。逆に,書くことが多くなってページオーバーしないようにする方が大変かも。

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January 04, 2007

ひっそりと,統計解析ソフトのはなし

 心理学の研究者にとって,統計解析ソフトは切っても切れない縁にある。いまでこそ「バカ高い」SPSSが主流になっている感があるが,過去にはSTATISTICAとかSTATVIEWとか,いろいろなソフトがあって使う側も一様ではなかったものである。いまではRなんて面白い仕組みのものもあるが,少々操作の敷居は高い。そんな中,今でもひっそりと更新を続けているソフトがあるとは知らなかった。
HALBAU7...
 へー,ハルボウねえ。昔は廉価なソフトで一部の通では人気だったやつだ。よく見てみると,今でもアカデミックプライスではフルパッケージで4万円強,おまけにExcelのワークシートからそのまま読み込めるし,操作感も悪くない。分散分析系は決して強くないが,重回帰や因子分析などは十分に出来るし,数量化理論が扱えるのもちょっと魅力的である。
 卒論生くらいなら,これと「貧者の核」,無料統計サイトSTARがあれば十分なのではないかと思われる。まあ,共分散構造分析がやりたかったら話は別だが。欠点といえばSTARは分散分析の多重比較がLSD法だということくらいか。昔のHALBAUは因子分析でプロマックス回転が出来なかったが,今はどうだろう。面白そうだから,来年の研究費で買ってみようかな。

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December 15, 2006

のんびり

・ただ今実験中,現在2つの群を取り終わる。どちらも統制群と統制群に準ずる比較のための群。各群60人くらいでまずまずの数。今日は新たに実験のため,他大学の先生にお願いに行く。快くOKをもらう。そこで,
 来年度に実施決定!
 大学院生の頃なら怒られそうな日程だが,卒論その他の間を縫うと,大体春先が都合が良いことになる。まあ,大学の先生たるもの,こういう感じと言うしかない。バリバリ研究をしている人を見ると,少々気まずいが...

・2つの依頼原稿を書いてほっとしていたら,あっという間にまた2つ依頼。こちらの「研究」は活発。

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November 29, 2006

はうっ!

 ここのところ更新がストップしたのには訳があって,今日ようやく論文の原稿を編集部に送りました。
 自分の関連領域に関する展望論文(レビュー)というやつでしたが,これが結構大変だった。はじめは割に簡単に考えていたのだけれど,だんだん分かってきたことは,意外に研究数が少ない。自分の話したい中身だけだと数が揃わないので,やむなく手を広げ,それで段々話も大きくなり...最後は設定した筋にあわせるのがやっとこといった有様。
 収穫といえば,普段読まない論文もふんだんに読んだこと。夏休みの10日ほどで40本近い論文を一気読みしたのは初めて。いやよく頑張った。これまでもレビューを書いたことはあったが,院生の頃のレビューはあまり役に立たなかったこと。逆に博士論文のノウハウは意外に使えたこと。論文が‘Story taling’であることを改めて確認した。
 これから査読があるので,それはそれで完膚無きまでに,ということも考えられるが,まあそれはそれで。読み返しながら思ったのは,これまでの論文よりすーっと自分の中に入ってきたこと。普段はもっと難しいんだよ,自分で読んでも。そしてそれにしても推論研究というのは難しい話が並ぶなあということ。推論でこれなんだから,ニューラルネットとか,計算論的アプローチとか,もう無理かもとすら思われる。
 まあ,ともかくいったんはお疲れ様。今日は鮨でも食べに行くことにします。

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November 22, 2006

仕事

・原稿の目鼻がつく。あとは月末までに推敲となる。これが済むといよいよ論文に手をかける。そして実験もはじめることになる。「研究者らしい毎日」が始まる。
・久しく本を読んでいなかった。近いうちにBook offにでもいって,ごっそり買い込んでも良いなと思う。
・今日は一時休戦。飲んで楽しんでこようと思う。明日は戦士の休息。

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November 12, 2006

今週は

・論文書きの追い込み。さすがに今週に限り,いろいろなものを犠牲にしてもやるという態度に出ざるを得ない。結局のところどれほど早めに準備を始めても,最後のところではいつもギリギリという我が性格に感心。
・その結果として,今週はきっと痩せてしまうとこっそりもくろむ。
・冬物を物色しようと思い,いつものショップへ赴く。去年いいかなあと思ったアウターが,なぜかどうもぴったりこない。色々考えた結果,「胸囲が大きくなっている」ことに気づく。ジム通いも1年で,それはそれなりに効果があったことを知る。もう一つの方は安くていいのだが,ファスナーの引き手部分が左側にあって,何とも使いづらい。どうも女性はあまり気にならないらしい。
・塩昆布とちりめん山椒を貰う。鰹と山椒の香りがやたら高い。実に美味しいのだが,3種類で400グラムほどあると,男一人暮らしではいかんともしがたい。今日は刻んでとりあえず納豆に入れてみようともくろむ。

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November 08, 2006

それは類似性判断か?

 学会のワークショップ。類推にまつわる研究を聞く。発表した先生に共通していたのは,「どんな目標を達成するために,いかに類推を使おうとするか?」「類似というよりも,2つの領域の差異に気づいて,それを『つないで』いるか」という感じがした。最近感じていたのは,本当に類似性判断の高さで類推など起きているかということ。対応づけは,類似云々ではなく,対応づけられると判断してしまえばいい。極論すればもはや2つの領域で1つずつの項目が「共起」したように見えてさえ対応づけは可能なのではないかということ。
 類推は,「似ている」ことが大事なのではなく,「似ていると言い張れる」ことが大事なように思う。そうすると仮想的なベースアナログをつくることも,利用可能な知識を駆使して投入するのも,近接しているという知覚的判断が大事なのも,1つに集まっているのではないかと思われる。
 ひょっとして,自分だけが気づくのが「遅い」のだろうか?ひょっとして,類推の基本モデルとして,対比モデルなど古いモデルも含めて考えようとしたこと自体,間違いだったのではないかと混乱中。もう一回考え直してみよう。

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November 04, 2006

福岡にて(2)

・初日しょっぱなで私の学会仕事は終了。詳細は後日にするが,面白い発表だった。私の指定討論は大丈夫かと怪しまれたが(今も怪しまれるが...),佐伯先生にゴーサインをもらい,こころおきなくトーク。「一言で自分に自信をつけさせてくれる先生」の力というのは凄いものだと思う。そして,いまだに私はそうなれていないと思う。年重ねるまでの課題だな。ウン。
・宴会は,メインディッシュの良さだけでなく,その他の皿も一定のクオリティがないとダメだと実感。次回はもっと,と闘志を燃やす。
・飲み会で珍しく一時台で帰還。今日も余力バリバリ。
・嗚呼,科研の書類が終わらない。

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November 01, 2006

書き物の山

・科研費の書類だの,書きかけの論文(11月〆切)だの,頼まれの原稿(もっと早い〆切)だので埋もれつつある。もっとてきぱきとこなせばよいが,結局うだうだ考えて,そのまま止まってで,いつもギリギリになって一気呵成となる。まあ,それも自分のスタイルと諦めてダーッってやるんだけどね。
・明日から福岡へ学会。こちらはビシッといきたいところ。そして,ガツンと酒でも飲みたいところ。金沢に帰るのは5日。ギリギリ学園祭の最終日にも間に合いそう。あ,でも科研の〆切が...
 ということで,またメールその他はniftyの方へいただけると嬉しいです。

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October 20, 2006

論文書きとサイコセラピー

・久々論文を書いている。とりあえず体裁は整ったという感じ。あちこちの論文からの「切り貼り」も少なくないので,中身の洗練はこれから。というかまだまだかなり「タコ」ではある。先に書くべき別の論文もあるので推敲はちょっと後か。
 じゃあ何故今書いているかというと,明日のゼミで学生に見せるため,相変わらず「学生が卒論を書く前に少しずつ先回りして先生が研究を実演する」を実行している。なので,多少問題があっても,実演をしなくてはならないと言うことである。明日解説をしながら,先生自身が思い切り自分の論文の問題点を斬ってやろう。それで推敲が進めばしめたものである。その意味では,穴のある論文を授業にかけるのも,アリなのかもしれない。

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September 07, 2006

問題と目的が問題

 論文を書き始めた。博士論文の1章を取り出して,それをコピー&ペースト♪,でいいと思っていたのだが。いざ読み始めるとこれがひどい。
 なんというか,博論であれば他の章とのつながりがあるので,流れで読める部分があるが,単一の論文となると読者に理解してもらう必要から改めて付け加えなくてはならない部分がでる。これに説得力を持たせようとしていろいろ書くと,結果として文章があちらこちらに飛びかねないし,筋が2重になったりする。こう考えると元の論文が「タコ」だったりすることもばれてしまい,あの博論はいったい何だったのかという落胆も隠せない。
 で,徹底して直そうとすると,これがどのくらい組み替える必要があるのかまた混乱する。改めて如何に自分が論文書きの下手な男かよく分かる。まあ「拙い」と分かるだけでもまだよいか...ともかくすんなりと読めるストーリーを作らねばならない。ここから考えれば,実験の部分なんかは割と楽だな。定型のフォーマットだし。
 9月中に書いて,誰かに見せて,改めて投稿先を検討することとする。どうも最初に考えていた先では,尺があわなくなってきたような気がする。

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September 05, 2006

秋の研究室

・明け方から雨が降り,金沢は一気に20度台前半。何事にも「やる気のわく」時期になった。ああよかった。
・秋といえば,鮭である。夏休み限定のニカタ弁当にも,焼いた鮭が入るようになった。しかしだ,弁当の鮭というのはやはり甘塩ではイカンのはないかと思う。何というか,健康云々のことを言わなければ,鮭はすべからくある程度の塩気があった方が,噛みしめた時にあのえもいわれぬ「干物の旨味」が出ないように思われる。
・弁当ついでに。ご飯に味が付いている方が好きな私は,メシの上に梅干しをのせている。といってもごろんと入っているわけではなく,大きな梅をほぐし,青紫蘇の千切りとシラスとあえて,メシの上にまんべんなくのせている。味もさることながら,全面に塗布されている方が殺菌の意味でも良かろうと思っているからである。これが教育実習の頃から今まで,私の弁当のデファクト・スタンダードである。美味いけどね。ちなみに,弁当が小さいので,メシの上に塗布しても,梅一個で十分。それでも塩気が大変なくらい。で,本来なら「ご飯のおかず」は必要ない。それに鮭やらひじきやらが入っているのだから,少々塩分過多なのは本当はどうかと思われる。
 で,ときおりこの紫蘇やしらすが抜けたりするのだが,そうなるとどうも「単に塩辛い」度が増してしまう。梅と紫蘇としらす。この三位一体が美味いのです。どうぞおためしあれ。
・で,研究室はといえば,論文をちまちま読んだり,遅ればせながら成績をつけたり,書類書いたり。夏の目標の論文投稿が遅れている。イカンね。
 テレビゲーム研究の方は,3人に実験用ゲームを送りつけ,夏の間ずっとやってもらっている。1人100回くらいはやってもらえそうなので,処理するコマ(ターン)の数は十数万回になるだろう。これで基本的なゲーム操作と熟達のデータはとれると思われる。共同研究者と含めて,6〜8人のデータがあれば素晴らしいのだが。誰か落ちモノゲームで遊びたい人は,私にいって下さい。実験用ゲームをお送りします。できれば普段ゲームをしない人がいって下さると最高です。

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August 18, 2006

湧いてるぞ〜

 在宅ワークで企業さんへの報告書を制作中。頭の中に「結果としてのあり方」はできていたのだが,それにたどり着くための「心理学的説明」がなかなかできず,うだうだと進めていた。今朝になっていきなりアイディアを貫く「心理学の概念,メタファー」がひらめく,そしてこれが(おそらく)誰も使っていなかったであろうメタファーだと思う。こうなると話はふくらみ,一気に書類が前に進む。1つが進み出すとそれを取り巻くその他のディテールも一気に動き出す。頭の中からこんこん(滾々)とアイディアが湧き出すような感じ。久しぶりに来たね,この感覚。今日は身体にアルコールが残っていたが,一気に消しとんでいってしまった。わはは。
 こういうとき何がいいかというと,文章が短くてすむこと。イマイチの文章を書いていると,何とかページを稼いで「がんばった感」を出すことになるのだが,「キマる」何かがあると,短いコンテンツでも自信を持って提出できる。
 ただし内容は内容だけに明かせない。アイディアのコアだけは,研究者さんに限り私信でOKです。

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August 16, 2006

大家に学べ?ウェブデザイン

 ウェブを使った情報発信について,あれこれ密かに研究していたりする(ま,企業さんとのお仕事ですな)。で,大量の情報,特に時系列に応じて増える情報について,どうやったらシンプルな表示で情報の集積度を上げることが出来るかについて考えたりしている。で,たまにはネットから知恵を借りようと思ったら,あるじゃないですか。大家のプロジェクト。ニールセン・ノーマングループ。ユーザビリティの大家二人,今は一緒にプロジェクトやっているのね。ニールセンとノーマンの紹介に「グル(教祖)」と書かれているのもまあここではむしろ真実味が。
 とはいえ,このページ,学ぶべき点とそうでない点があると思う。
(学ぶべき点)
・大見出し・小見出し・コンテンツといった階層化は非常ににわかりやすくできている。それぞれにつく短い解説もgoodですな。
・情報のカテゴリーも7個前後,もちろんそれほど大量の情報を扱っていないから,とはいえるが,このあたりの提示情報の数も,結構ねらっているのでは?
・色を多用することで,かえって混乱するようなことも抑えられている。物足りないように見えるが,不必要な情報の付加で,1つ1つの示差性が低下しないようにつくらている。
(これはねえ...)
・上部にそれぞれのカテゴリーへのリンクがあるが,実際にはそれぞれのカテゴリーの見出し自体にもリンクがある。こういうふうに同じコマンドの系統が複数あることは,効果的な場合とそうでない場合がある。この場合はちょっと蛇足に見える。
・報道関係のヘッドラインはごちゃごちゃしてわかりにくい。もう少し情報の見せ方に整列的な何かが加わった方がいい気がする
・実際にもっと沢山の情報を見せなくてはならなくなったときには,もう少し情報へ行き着くためのガイドや検索機能,あるいはメニューの構築が必要なのだろう。実際にはこのページでは,さらなる情報の集積には耐えられないのでは,と思う。
 
 そういう意味では,日本のページは結構うまくデザインされていることも多いかなと思う。あまり良くないのは自治体,大企業といったところか。やってみると結構研究のしがいがある。

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August 07, 2006

正統派の研究

 私の研究は,「どうするとお勉強が今よりうまくいくでしょう」という研究。「こうすると分かりやすくなりますよ」とか,「こうすると頭の中に残るみたいですよ」とか,簡単に言えばこんな感じである。で,こういう研究は「教授-学習」とかいって学会の一領域にもなるようなまさに「古くからの正統派」だったりするのである。が...
 本当にやっている人が少ない!!!!
 35歳以下の若手になってしまえば,やっている研究者なんてお互い名前を知っているのではなかろうか,というくらいである。もう皆さん幼児とか青年とか臨床とかで,こちらにはほとんど興味を持ってもらえない。さらに,である。その教授-学習辺りでも,実際の教科とか教材とかということになると,ほとんどいないのではなかろうか,という勢いで,動機づけ(「やる気」の研究とでもいうか)とか不安とか,生徒の「性質」の方に目が行っていたりすることも多い。学会発表なんて,毎回同じ人と顔を合わせる始末。
 とはいえ,学会誌レベルになったりすると結構掲載されていたりする。まあ結果が出ればきれいだし,載りやすいのかも知れない。それにしても,半数は私よりも年上の人。他の領域の掲載者の若手比率からすれば,驚くほど「年齢層の高い」セクションになりつつある。こうなるとどうなんだろ,もう「正統派」ではないのかな。実験ができて,心のモデルから社会の実践まで解明の射程があって,悪くない領域だと思うんだけどなあ。
 そういえば,心理学では「教育心理学の人は勉強が苦手で,対人関係の研究者は人付き合いが下手で,臨床系は本人がヤバめ」といったジョークがあるが,その意味では今の心理学の若手は,みんなお勉強ができるのかもね。ったく,オレなんて頭悪いからなあ。

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July 18, 2006

早生まれと教育機会

小学校低学年では,出生の早い個人の方が学習その他に比較的有利とはずっと言われてきた。これがその他の要因の影響を受けた大人になってからも,残るのではという説が出された。以下は朝日新聞の記事。
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 1~3月誕生の「早生まれ」は学歴でもわずかに不利、という統計分析を一橋大大学院の川口大司(だいじ)・助教授(労働経済学)がまとめた。4年制大学卒業の比率が、3月生まれは4月生まれより男性で3ポイント、女性で1ポイント低く、「小学校のころは成績に差が出るとされるが、それがその後の教育過程にも影響している可能性がある」という。
 総務省の就業構造基本調査(02年10月)のもとになった計100万人分のデータから、25~60歳の男女各26万人分を抽出し、生まれた月ごとの(1)4年制大学卒の比率(2)教育を受けた平均年数(高卒なら12年)を分析。抽出時の集計誤差は(1)が0.3%、(2)が0.03年程度という。
 その結果、(1)は4月生まれが男性28%、女性10%なのに対し、早生まれは男性25~26%、女性8~9%だった。(2)も4月生まれが男性12.8年、女性12.5年に対し、早生まれは男性12.6年、女性12.3年だった。
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 100万人程度のサンプルで3ポイントならば,相当に差があると考えて良いと思うが,ちょっと調査が大雑把な気もする。せっかくなら,10年ごと辺りに区切っても一貫した結果が出る,とか。いくつかの基準で層別抽出しても,同様の結果となるのか,交互作用がでるのか。ある程度他の影響を受けていない可能性を考慮する必要はあるのかもね。
 1年という長いスパンで学年を区切ることの問題も出てくるかもしれない。1学年3クラスくらいの学校なら,4ヶ月ごとに入学を行うとか,教育のニーズ対応・個別化などの流れも考慮してみても良いかも。もちろん,そうなるとクラス替えなんてことは無くなるのだが。どちらの方が良いのか,もし検討できたら面白いのだろうね。


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自験例と視観的

最近論文を読んでいて初めてであった言葉に「自験例」がある。要は「自分の扱った例」をもとに話をしようというのだが,こういうものから一般則を引き出したり,ほのめかしていいのかね。でもGoogleで検索をかけると,何万もヒットする。ああこれだから臨床とか医学の論文は...(以下削除)。
 後者もダメダメな研究には使えるやつで「統計解析では差が出なかったんだけど,グラフにするとね,ほら,何となく差があるような気がするんだよねえ...」なんてときに使うとても「便利な呪文」なのである。あくまで「使いますよ,使いますけどその...,問題があることはわかってますよ」くらいのことを申し添えて,あえてそれでも主張したい時に使う単語である。これを堂々と使われるとねえ。
 そもそも研究は,自分の頭の中で辻褄が合うような「解釈」だけで話を進めちゃイカン,ということになっているのだが,これが今ひとつ理解できていない御仁も少なくないのが問題。せめて心理学を研究するなら,このことはよく分かっていて欲しいと思うのだが。

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July 07, 2006

敬意を持ってKR

 心理学のゼミで,卒論を控えた学生に少し文献を読みためておいて欲しいと,コンパクトレビュー集をつくるよう勧めている。論文の書誌情報(これはその都度つくると,論文を書くときラク)とちょっとしたまとめ・レビューを書くというものである。実際にはちゃんと読み込んで,しっかりしたレビューを書いてもらいたいものだが,研究の進捗状況を確認したりするにはこれで十分である。
 どのくらいのレビューが良いかといわれたら,間違いなくこれを推す。数年前にごく局所的にセンセーションを与えた論文レビューである。実際に1人の研究者が毎回きっちりと読み込んでレビューを行ったのは立派。そして(賛否はあろうが)その質も一定の水準を保っているものと思われる。まあ私ならそういう言い回しはしないかなあという所もあるが,これはこれで書き手尊重である。
 書き方はともかく,こういうレビューが継続的になされたとしたら,初学者には良い研究の紹介として,研究者には他領域を含めた動向のチェックとして,イイと思うんだけどね。残念ながらプロジェクトは終わってしまったので仕方がない。
 ゼミの学生諸君,どうぞ参考にしてーな。

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July 02, 2006

曲者のリビドー

 心理学の先生として,フロイトとユング(ないしはラカンでもいいが)の話をするのは大変である。何せこちらは「自然科学」のパラダイムを多分に使っている。使われる言葉(概念)はきちんと定義が出来るか,あるいはちゃんとその実在が確認できるようなものを使っている。なので「無意識」とか「リビドー」とか,あるかどうかも分からないシロモノを持ち込まれると,とても困ってしまうのである。ツチヤ学部長(土屋賢二:ツチヤ学部長の弁明,講談社)はこれを面白くおちょっくっている。

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June 22, 2006

ミニマム・エッセンシャルズ

相変わらず「ゆとり教育」の是非が論議される中,面白いニュースが出た。
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東京都教育委員会は、小学校卒業までに、全児童に身につけさせるべき学習内容を独自にまとめる作業を始めた。「東京ミニマム(仮称)」と名付け、来年度中の策定を目指す。学力が不十分な児童を指導する教師に「最低限の基準」を明示するもので、全国で初の試みという。
 都教委によると、東京ミニマムは全児童が分かるまで教える基準。教えるべき内容を示した国の学習指導要領の中から絞り込むといい、「九九を完全に覚える」「コンパスで円を描く」「順接と逆接の接続詞を使い分ける」といった内容を想定している。国語と算数で計画している。
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 こういう試み,基本的に賛成,そもそも新しい「ゆとり」新指導要領自体,これまでの内容を精選して,生徒が習得すべき「ミニマム・エッセンシャルズ」を設定したものといっても良い。特に「全ての児童で」として更に精選をしたということは,実のところ基礎基本を重視するという意味で,問題となっている新指導要領の理念と実は異なっていないように思われる。
 逆に,この基準を十分にこえる生徒・児童については,さらに発展的な学習を提示すればいいのである。こうなると,実際には公立学校でも「習熟度別学級編成」に移行していった方がより効果的なのかな?という気がする。これにも賛否が分かれるのだろうが,塾から英会話スクール,果てはスポーツジムに至るまで,個人の技量の合わせて「初級・中級」とクラスが分かれている今,それほどの混乱はないのではないかとも思っている。
 一つ問題なのは,この「最低ライン」を設定すると,それ以上の努力をしなくなる可能性があること。より上級へ進もうとする動機付けの力をどう付与していくかは,この試みには不可欠な検討事項なのではと考える。

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May 31, 2006

SEM

 タイトルの略称は「共分散構造分析(構造方程式モデリング:Structural Equation Modeling)」という統計手法のこと。ちょっと調べたいことがあって,思わず上記の略称をGoogleにかけてしまったのだが。
 いやー,出てこない出てこない!!
 出てくるのは
・走査型電子顕微鏡 (Scanning Electron Microscope)
・検索エンジンマーケティング (Search engine marketing)
そういえば...
・平均値の標準誤差 (Standard Error of Means)もそうだったよな。
 最近お気に入りの渓中先生ブログに出てきた,「SEMの神様」も,こりゃ電顕のエキスパートのことを指すのね。なるほど。適合度指標の高い結果をだすモデルを簡単に導く人かとおもった。と,マニアックというか,初歩的というか,どっちつかずのところでぐだぐだやってしまった。

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May 29, 2006

金のかからない研究

 24日の「お気に入りブログ」で取り上げた先生方,ちょうど今が科研費や学振その他の話で忙しい時期のようです。公的資金の導入経験0,三流のニカタは研究費をふんだんに持つという経験があまりない。強いて言えば大学が(そう多くはないが...)研究費をくれること。そして(そこそこ使いでのある)お金をここ数年頂いて,何とかしのいでいる。本当に大きい物件を買うのは夢のまた夢である。
 では,それで大変苦労しているかというと,実はそうでもない。本当に必要なのはパソコンくらいである。心理学の研究,特に私のような教育と認知の間をいっているような研究は,実験といっても質問紙と紙で作った資料くらいでも何とかなるのである。また,多くの大学院生も,その簡便さもあって,「紙と鉛筆で済む研究」をやりがちになるというものである。
 そう考えると,一番金がかからず,アイディアもいらず,それでいてある程度の価値のある研究とは何か?と考えてみたら,そういえばあった!「翻訳」である。何せアチラの先生が必死こいてやった貴重な努力の結晶を,日本語にするというだけで褒められる(時として小銭にもなる?)のだから。もちろん訳す立場がその領域を良く理解しており,良い翻訳をする英語力と日本語力を持っている必要があるが。「地道で丁寧」な仕事を誠実にやればある程度の結果を生むという意味では,やはり「紙と鉛筆で済む」研究の1つの王道のような気がする。
 かくいう私,過去に1度させて頂いたことがあるが,その語学力の乏しさ故やはり随分苦労した。でもあれは研究者としてやっておくと良いと思う。何せいつもの読みとは違い,1行1行本当に吟味して読み書きすることになる。頭に知識が徹底して備わるのは,良い財産になるぞ。
 でも,実際どうやって本にしているのですかね。ちょっと経験者に聞いてみようかな。

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May 21, 2006

ダメ研究者から学ぶ心理学研究

 誰の事を指しているかというと,言わずと知れた自分自身のこと。
 院生から今に至るまで,研究が上手いわけでもなく,熱意溢れる方でもない。研究をほとんど進められずに無駄な時間を費やしたこともある。結果に高過ぎる理想をおいて,足元である研究の丁寧さを欠いたこともあった。文献を読めば鵜呑みにしたりミスリードをしたり。実験を計画すれば混交する要因に気づかなかったり...とお世辞にも褒められたタイプではない。
 しかしそれはそれで最近役に立っている。「心理学研究の方法」を若い学生に伝えるような場合である。

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April 15, 2006

「DCの入試にまつわるなぜ?」  (再掲)

2004.02.04 「DCの入試にまつわるなぜ?」  
 某大学の著名な心理学の先生のページで、上記タイトルの書き込みを見つける

1)学部にはある推薦入試がなぜないのか(一部はある)
2)なぜ学力試験重視になっちゃうのか
3)研究者にふさわしいと思う学生がなぜ受験しないのか
4)決め手になる試験がなぜないのか
5)なぜ、この時期なのか
6)なぜ、あちこちで大学院ができるのか

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April 13, 2006

現場の前の心理学者(再掲+) 

2004.11.03 現場の前の心理学者  
 「現場から求められる大学の心理学教育とは」が先日の北陸心理学会でのシンポジウム。その中で気になったのは、心理学を目指して大学に訪れる大学生、あるいは自己の問題を解決するために心理学の大学院を目指した社会人、そのほかかなりの人が、「現場で使える心理学を学びたい」と思い、反対に、アカデミックな心理学を見て落胆することが多いという事実。実はこの現象、既に使い古されているというか、今に始まった話ではない。にもかかわらずホットなトピックであるのは、そうした人が心理学にいつまでも押し寄せるということを意味している。
 研究者によっては、アカデミックな心理学とポップな心理学を分けようといったり、基礎研究と実践研究をモード1・モード2と分けて考えようといった「モード論」を展開したり、それなりに答えを見つけようとしているが、何せそういう「難しいこと」を考えたくない「一般の心理学愛好家」も多いので、解決にはつながらない。

 その中で、ある臨床家さんが「現場と大学で学んだ知識を『つなぐ』作業」の重要さを指摘していた。これが結構大事なことだと思うしかし、そう簡単な問題でもない。これは学生からの質問でも、企業人からの要望でも良くあるのだが、『この現象って心理学で説明できますか?」「これこれの現象を心理学で分析してください」というもの。不思議な現象や不可解な問題について、心理学なら応えてくれそう。というものである。ここに「つなぐ作業」があるのだが、その作業は難解を極める。
 「心理学は『打ち出の小槌』ではない」というのがその時の私の主張。成立からまだ130年程しか経っていない学問ですから、そうそう何でも分かるというわけではない。手軽な「説明機械」として心理学に期待されるのは、やはり応えようがない。
 とはいえ、事件や問題が起きると、結構イージーに「解説」をする心理学者も少なくないのが事実。あれはどこかで取り締まれないものか。あと、心理学者ではなく、「精神分析系の医師」が答えているのも困る。理論とデータによる確証の乏しい話を、さも真理のように話すのは、背信的であるとすら思う。反対に考えると、理論さえあれば現場は説明できるというナイーブな信念が強いということか。

 ともかく,「現場の心理学者」としては,自らのスキルとノウハウをできる限り有効に提供するのが,一番の貢献かとも思う。「心理屋として,一番『心理学らしいもの』をお手元に」。心理学の名を借りたまがい物を売りつけないことが大事。

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April 06, 2006

文献くらい自由に読みたい

 ロールシャッハ系研究職のロテ職人氏のブログで少々触れられていた話。研究をする上で,文献の検索サービスの充実や取り寄せのサービスが有効に受けられるというのは大事という話。全くもって同感。
 美大なるところに勤めていると,当然図書館に心理学の専門書などはあまりない。幸い書籍の購入予算があったりもするので,自分に必要そうな書籍は買い込んだりできなくはない。もちろん「研究者」なのだから,自費でもどっかと買い込む。やはり手元においていたいし。
 やはり研究者として,一番堪えるのは「論文の入手」なのではないかと。(論文をあまり読まない心理学徒がいる?シッシッ!)。

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March 25, 2006

学位記授与式

 24日は筑波大学の「学位記授与式」,概ね要するに大学生の卒業式なのだが,既に中退した荷方にとっては当然こちらのほうが正しくなる。では「学位授与式」ではないのかといえば,筑波大学は毎月学位を出すことができるらしく,24日付けで授与される人,私のように実は2月28日付でもらう人(正本を2月に提出した論博なので)もいて,やはり単に学位記を授与する式,ということらしい。
 修士課程は一括して呼ばれるが,博士の方は一人一人名前が呼ばれる。理系はあわせて数百人,文系は私を含めて50人足らず。まだまだ文系博士は少ない。心理学専攻の授与者点呼のときになぜか自分の名前が呼ばれず,「やはり幻想だったか」と不安になる。実は「論文博士」は別枠で呼ばれた。一応安堵。ちなみに,課程博士は「甲第〜号」の番号だが,論博は「乙第〜号」の「乙種博士」である。さらにトリビアをいうと,筑波大学のように5年の博士一貫課程では,修士も論文提出による認定なので乙種修士。私は乙しかもらったことがない日本では少ないケースである。何か甲のほうがカッコいいな。まあ丙種じゃないからいいか。
 学長の式辞が朝永振一郎から荒川静香までとび,ちゃんと着地するかハラハラした。さらに式典音楽のオケと合唱が相変わらずイマイチで苦笑。もう少し何とかならんのかね。それでも師匠の臨席を賜り,握手をもらい,さらに専攻長の菊池先生の含蓄の深い祝辞を賜る。これからは専門が一つに立脚した「T型」の研究者から,複数に立脚した「π型」の研究者を目指します。師匠からは「本を書くのが上手くなるはず」との示唆をいただきましたので,先生のように本をたくさん出せる研究者を目指します。
 まずは30代のうちに5本の査読(あるいは依頼)論文を出すこと。定年まで第一著者の査読論文を書き続けることが目標。2年に1本ペースで15本以上を目指してがんばることにしましょう。1年続いた学位の話はこれで終了。皆さんありがとうございました。感謝しています。
 

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March 06, 2006

お出かけ三昧

 今日は能登(といっても金沢近く)の方へ出張。明日からは大阪で研究会。もう少しすればつくば・東京へ。やっと時間ができたと思ったら,次々に出かけることになる。こうして春はあちこちへ出張り,財布は軽くなる。

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February 28, 2006

ローデータの処遇

 私の研究は実験ベースだが,実験材料は「質問紙」である。実験の参加者さんに質問紙を渡し,文章を理解してもらったり問題を解いてもらったりする。この10年,それはそれは沢山の参加者さんにお願いをしていて,その数は1000人を裕に超える。そして,私の研究は事前−事後の2回にわたるので,その質問紙は倍になる。で,これまでこれらをちゃんととっていて,その数は大きいファイルキャビネット1台分を超えている。
 このデータ,そろそろ処分していいものが増えている。正確に言えば,まだ論文になっていない最近の研究(下線作成研究)以外は,もう大丈夫かなと思われる。
 捨てるとなると気持ちがいいのだが,昨今研究の結果に疑いをかけられて,ローデータの提出を求められるようなこともあると聞く。さてどうしようか。データ自体なら,エクセルに集計されたりしてるんだけどね。
 そんなこんなで質問紙をちょっと手に取っていたら,懐かしい名前がいくつも出てくる。特に私の研究では「ターゲットで正解」の人はとても印象に残る。名前しか分からない人でも,何となく捨てるのは気がひけたりする。あと,図や例題を作ってくれた人で,その出来が良くて捨てるにしのびない人とか。あるいは美人の(かわいい)後輩の参加者さんとか。
 研究には,データまで愛がこもっている。

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月末のエトセトラ

・急に山が近くに見え,雨粒が大きく,所により「晴れ」。冬の早かった今年だが,春の訪れも少々早いようだ。後2回くらいスキーに行きたかったが,ひょっとすると今週末くらいが最後か。それとも,重たい雪の練習でもするか?
・日付変わって28日。平成18年2月28日付で博士(心理学)の学位を授与することが決定したので通知する。と棒大学の学長であるところの岩崎さんからお手紙を貰う(といっても,全く知らないのだが。江崎さんや北原さんのときは分かりやすくてよかった)。ホントですよね!「仮」じゃないですよね!
 乾杯しようかと思ったが,何となく実感が湧かないのと,週末飲んでしまったので今日は見送り。シラフで研究者らしく研究のことを考える。

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February 22, 2006

製本終わる

 この1年,私のメーンイベントであった博士論文。今日ついに製本されてきた。
 中身に比べて勿体のない金色の文字と,美しい紺の表装で,1冊1万3000円,8部。税込みしめて109,200円なり。語呂合わせは「とうとう(10),邦夫(920)オー(0)」。いや,財務省の新年度予算の語呂合わせくらい意味がないけど。
 これがT大学の図書館と国会図書館に収蔵されるとすると,そのままかなぐり捨てたいような衝動に駆られる論文でもあるのだが,まあ大目に見てよと。製本は大学の研究費で賄ったので,一応大学にも義理をたてて,大学の図書館にも1冊寄贈。倉庫の奥底に沈めてください。
 でも,心から安堵し,ほんの少しだけ誇らしく感じる。たとえ中身が悪くとも,ね。

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February 09, 2006

今年度

 今日が後期の成績提出で,おまけに教授会。これが終わると,大学の仕事は一段落。後は入学試験体勢へと突入。これから今年初めての集中講義「心理検査」の準備をじっくりとし,終われば今度は実験の質的分析の追加へと入る。ようやく自分の時間が増えてきた感じ。
 大作曲家で指揮者でもあったグスタフ=マーラーは,その人生においてそう長い時間作曲をしていたわけではなかったらしい。生前は指揮者として著名であり,その休暇に作曲をしていたと,武川寛海の著述にある。「研究者」たる大学教員も,その実似たようなもので,学生が休暇に入ると,いそいそと研究や仕事の準備に入る。マーラーと私の違いは,その結果の良し悪しの違いか。
 私よりもっと忙しいであろう研究者さんが,質の良い研究にとりくみつつあるような話を聞くと,実が引き締まる。そう,頑張らなくてはねえ。

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January 17, 2006

口頭試問とその後

 緊張の連続だった。説明をとちったりもしたように思う(が,思い出せないほど)。しかし,思いは伝えたかった。類推という認知活動に,新たな解明を与えようとすること。知識の再構成という活動に,教育的な意味をこめること。私は心理学の研究者で,しかも教育方法の求道者であること。ここに最大の強調をおきたかった。
 で,口頭試問は脆弱なディフェンスと向こう見ずなオフェンスで過ぎた。ともかくは「博士」なるものが手元に届くであろう。でも,これからである。心の科学と教育の科学が,車の両輪となって回るために,一生進み続けようと思う。

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January 14, 2006

ラストディフェンス

 月曜日は博士論文の口頭試問。博論関係最後のイベントとなる。これが通れば,後はすべて自分以外にゆだねられたことになる。
 ある先生が,「最後のディフェンスだね」とおっしゃった。なるほど,攻撃ではなくあくまで防御なのですね。研究は「伝える」ことが大事だと常々思っていたが,さまざまな疑問や質問に耐えられる精緻さが要るのかと思うと,はて,どちらが重要かとしばし考える。ま,基本的には「ともかく発表する」派に近いので,やはり伝えることと攻めに終始するほうが,性に合っている気もする。
 いずれにせよ,きちんとしなければならないことは確か。頑張ってきます。

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December 14, 2005

10年の果て

とにもかくにも月曜に博士論文を提出した。

厳寒のつくばを離れ,雪の湯沢で電車が動かず,
ほうほうの態で長岡から金沢に。
ともかく,10年の懸案がひとまず一段落。
もうどうなっても文句は言いません。

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December 09, 2005

スパート

とにもかくにも,博士論文の予備審査が通る。今朝からラストスパート。とはいえ会議もあったけど....
ひたすら本文のブレ・ずれを直し,可能な限り求められたものに応えるようにする。あとは,これからの研究で応えていかなくてはね。
と,まずは世間に報告まで。

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December 06, 2005

審判前夜

予備審査の前日。作るべきものは作った,書くべきものは書いた。時間は押し気味になるだろう。説明は分かりにくいかもしれない。ともかく,伝えるべきものをしっかり伝える努力をするほかない。
前日,胸から顎にかけて強い痛み。数ヶ月ぶり。顎関節症の問題か,はたまた緊張の問題か。ただ,狭心症の症状に似ているのが気になる。とにかく,終わったらちゃんとケアするから,まあ大人しくしておくように。
もうじたばたしても仕方ない。素直に審判を待つことにしよう。

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November 30, 2005

脱稿

 第9章第4節,今後の課題と展望まで書き進み,今本文が「最後まで行き着いた」
 はっきり言って,「終わったのか」という感じ。でも「これ以上書くと,余計なことになるだろう」という感じもある。ともかく,今書けることはここまでだろう。これに引用文献表とAppendix(私の場合,使った課題の文章のバリエーションがほとんど)をつけて終わることになる。表紙から本文までいれて,1200字で140枚強。とても大論文といえる代物ではないが,それでも12研究。10年分の研究の産物である。感慨にふけりたいが,全部が全部「微妙」。本当にこんなのでいいのかという思いが消えない。
 もちろんここからも大事で,改めて1ページ目から,表記のミスから体裁のズレまで,細かく「校正」することになる。一度では見落としが全くなくなるわけではない。再校正を重ねて行くことになろう。ひょっとすると書き足す1行や2行はありそう。
 なるほど「知識の再構成」の研究をしたわけだ,とどうでもいいシャレを言ってみたりする。
 そうそう,発表用のプレゼン資料もひつよう。実験の結果その他は,過去の学会発表の中にもあったりするから,これもゼロからの出発でもないが,さて,どのくらいかかるものか。一応まる2日を見ている。
 それにしても,実感がわかない。

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November 27, 2005

今日の博論

・最終章第1節まで終了。あと3節で,本文は一応の脱稿となる。あとは資料と引用文献。今週末には形ができそう。後は細かなチェックをしながら,ミクロなすり合わせをすることになる。ここまでくるともう後は行ける所まで行けという感じ。
・博論は,研究の集大成だと思っていたのだが,いざ書いた段になると,結局「中間報告」でしかなく,これからも解明すべきことは山のようにあることが分かる。そして,既に次の実験をどうしようかというアイディアも出てきてしまう。それが一生続くのかと思うと,初めて自分が「研究者」であることを自覚する。10年かかって,やっとそこまでなのかと思うと,何をやってきたのだろうかと自問自答。
・昨日は予備審査会資料にかかりきりで,ついに「サンクスのお弁当」の世話になる。今日は反省をこめてエビマヨとひじき,豆腐なんぞを食う。忙中閑あり。

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November 23, 2005

ここ最近の博論などなど

・本日は第7章まで一通り。大体見えてきた。
・苦労したのは第4章の修士論文。まったくもって期待した結果は出ていないし,そもそも結果を出そうとした魂胆自体が甘かったところ。ただ一点,課題に主体的な関わりをもって取り組んだ人が,ちゃんと学習できたというそれだけが,後に続くヒットにつながったという研究。こういうの,博論の中に入れていいものかどうかすら悩んだときもあるが,全体のストーリーからすると,それでもあった方がいいかなと思う部分でもある。
・修論はそれでも百数十ページをかけた論文だが,博論になってしまえば,たったの数ページ。よくもまああれだけ駄弁を弄したものだと思う。
・いろいろ考えたが,博論は「,」「。」でいくことにした。1行1行修正をするのは面倒だが,そのおかげで細かく表現をなおしたりしている。
・先日の昼は面倒だったので,近くのたこ焼き屋で。店主も町内会の人なら,客も近所(隣保うち)の人。アパートの住人の私を除けば,何十年も前から綿々と続くコミュニティ。最近ようやく町内に馴染んできた感じである。

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November 15, 2005

今日の博論

 快調に第2章。でもPCの不調のため,少々ストップ。やれやれ。
 現在の文字数は約75000字。1200字詰めで書いていて,今のところ120ページくらい。これに書き足しと,資料や引用文献表で,150ページくらいか。これって少ないんですかね?内容が乏しかったら,思わず体裁でカバーとか思ってしまい,つい分量が足りているかどうか気になったりする。
 明日は第2章が一応終わるはず。ただし1日授業のため,仕事は夜のみ。これもやれやれ。

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November 12, 2005

今日のエンドルフィン@論文

 書いております。気がつけば文字を綴っております。当然頭の中は活性化しており,妙な高揚感,切迫感などが時折亢進しております。昨日(金曜)はかなりキツめ。エンドルフィン値70くらいでした。さすがに一杯やって就寝。6時間睡眠後の本日は大分ラク。おまけに夕方少々仮眠。これでさらに改善。割と冷静に筆が進んでおります。本日のエンドルフィン値20くらい。
 ここまでくると,やはり100%の精度をもって論文を書くのは難しい。結局のところ,つじつまが通っており,論に破綻がなく,かつ言いたいことは書ききれていれば良いかと思い出す。本当は触れておきたい精緻なところもあるだろうが,この辺は後に譲るほかなかろう。結局「8割仕事」になるような気がしてきた。

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November 11, 2005

アクシデント?

 博士論文のメドガ立ってきた。これで1月の提出に間に合わせればOKと思っていた矢先。我が師匠曰く
 「予備審査12月7日,仮綴提出12日!」
 え,まじっすか。本当にですか?
 今日を境に私は,本当に怒涛の論文非常事態モードを宣言です。飲みにも行きません(多分無理)。
 で,まずはやったこと,研究室をきれいに片付ける。これから12/12までのスケジュールを立てる。そして,教授会や会議立て込む本日,ご飯かたがた大学の宴会に参りました。後はスクランブルの臨戦態勢です。
 私を知る方は,応援してください。こまめなメールなどあれば,泣くほどうれしいです。そして,このページの更新がこのまま滞るかもしれませんが,ご理解ください。逃避モードに入ったときにでも,折に触れて書くことにします。

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October 29, 2005

ローカル学会

 北陸心理学会というところへ行く。今年は発表ネタがあるので,自信を持って赴く。

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October 27, 2005

研究のサイクル

 たまに公募の情報を見たりすると,最近はどこでも任期制を取り入れるようになったなあと思う。大学教員たるもの,研究も教育も疎かにしてはならじ,と思うので,これも時代の流れかなと思うのだが,これは気になる。
「本学は,任期制(1年おきに更新)をとっております」
 心理学に限って言えば,1年で業績を上げるのはほぼ困難である。実験なり調査なりをして,それを論文にまとめるという作業は,1年程度は裕にかかるものである。これを投稿して審査に通しても,1年はかかる。最低でも2年,一つの結果をより詳細に検討するために,追試なんてしていたら,3年そこらはかかる。そしてもう一つ,「志の高い研究」とか,「新しい世界の開拓」などというタイプの研究をするならば,失敗の可能性も高いし,先行研究の精査も大変。もう少し長いスパンをおいて研究する必要があるのではないかと。
 こうなると,採用される前に既に「ものになる研究」のストックを持って赴任しなくてはならないということになりますな。あるいは,研究になりやすい「ありきたり」なものを狙うとか。この辺が,研究の発展において微妙な足かせになっているような気がしてならない。研究費にせよ採用にせよ,3年とか5年とか割とショートなスパン以外に,単年度の予算は少ないが,10年くらいをスパンにする「のびのびした」サイクルのチョイスもあっていい気がする。
 と,一つの研究がそれなりにまとまるのに「10年」かかった私の感想。

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October 25, 2005

ドラフト

 かろうじて博論執筆中。やっとのことで予備審査用の要概が出来上がる。これで,論文の「はじめに」から「まとめと全体的考察」がつながったことになる。
 ただ,個人的にはここから「も」大変。何せ文章を考えるままに「書き散らす」タイプなので,文章の前後では意味が通じるのだが,2章と7章で微妙にズレていたり,同じ主張が重なったりしたりしていることが多い。特に,コンピュータで打っていると,遠い前後を見にくいので,こうなる傾向が強い。そこで,プリントアウトをして改めて確認。ここからスパートである。
 カナダ行って帰ったら,いよいよ本編の完成を進めることになろう。あと3月弱のはず。何とか終わってほしい。

※業務連絡:○心の抜き刷りは,明日届く予定です。届き次第送ります。

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October 15, 2005

ようやく

・教育○理学研究に論文掲載。珍しく教授=学習関係の論文が3タテ。そのトップバッター。改めて見返すと,他の論文より引用文献が多いと思う。同時に,レビュー部分と議論の部分も多い。考えてみれば,実験自体はシンプルだもんね。その結果からよくもまあここまで詰めたと,ちょっと感心。
・それからすると,博士論文の「アラ」の多いこと。ジャーナルに載ったような研究は,何とかなっているが,紀要クラスの研究は,そもそも「タコ」な結果が多い。それもひっくるめて論文にするのだから,全体の流れをきっちりとさせるには,細心の注意が必要になる。で,それがすんなり行くわけでもなく,すぐに書くのが嫌になって,こんな風にうだうだ。

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September 27, 2005

学会貧乏

 学会シーズンも一通り終わり。今年は発表もしましたし,研究者としての一応の仁義は果たしました。そしてよくお金を使いました。流石に札幌は遠かった。そして,東京は物価が高いです。11日の学会出張で,旅費から飲み代まで,月給の3分の2は飛んでしまったことを白状します。
 実際5つも6つも学会に所属すると,その費用たるや結構なもので,毎年の会費と学会の参加費で,裕に10万は超えてしまう。(こういうのは確定申告で必要経費になるのかな?)。給料取りといえども皆さんそれなりに意識しているのか,心理学会のワークショップと教育心理学会の自主シンポジウム,参加者の比率からすると,圧倒的にワークショップのほうが数が多い(今年は100を越えていた)。前者は参加費さえ納めればできるけど,後者は企画出展料で2万円。こういう細かいところが意外に影響している気がしないでもない。

 といっているそばから,もう来年っすか
日本心理学会第70回大会

 来年は福岡。実は札幌も福岡も,交通費は大して違わないかも。それに,11月ってうちの学園祭とかち合っているではありませんか。もちろん学会優先とはいえ,これは何となく残念だ。
 教育心理学会は今年と同じ日程で岡山。こちらはだいぶ近い。恐らくこちらは来年の発表も出来るのではないか。瀬戸内の魚とマスカットが待っているはず。

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September 26, 2005

がー

 ただいま博士論文の準備中。来月の予備審査に向けてかりかりと用意していたが,ここへ来て大いなる暗礁に乗り上げる。
 「9月掲載の論文が出ない」
 要は編集が遅れて,刊行が遅れるらしい。これが都合の悪いことに,予備審査の日程からわずかに遅れてしまい,審査の用件を満たさないことになってしまう。実際問題としては,審査が遅れるだけで,年度内の取得まで影響するとは限らないらしいのだが,何ともタイトロープな展開になってしまった。
 このまま行けば,年内には提出して,正月は一応一段落,くらいに思っていたが,遅れるとなるといろいろ年を越すなあ。あ,もちろん年内に書き上げればいいけど。遅れれば,その分遅れるのが常ってもんだし。
 しかしまあ,仕方のないこととはいいながら,こういうアクシデントは辛いですな。自分はともかくも,5年できっちり学位を取ろうとする博士課程の院生なら,なおさらというところであろう。

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September 14, 2005

流浪の研究者

 先週は心理学会(東京),今週末は教育心理学会(江別).いろいろやることがあって,昨日今日とは筑波で研究中.これから横浜に逗留である.ジプシーのようになっていると,研究ができないかというと,あにはからんや結構進む進む.大学の研究室より明らかに進んでいる(もちろん家より).確かに,家事も雑用もないもんね.昔の文豪が,温泉場に逗留して作品を書いたり,今の作家がホテルに缶詰になるのは理に適っているということか.
 後輩と飯を食い,研究のことで実に的確な指摘を受け,有難いのに凹む.いや,がんばります.誠心誠意研究します.そのつど「頭の悪い実験」をしている自分が悲しいだけです.

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September 12, 2005

柔軟な知識,柔軟な思考@日心(1)

 ただいま日本心理学会が終わったところ.今回は鈴木先生楠見先生とのワークショップや,その他の類推研究などを聞いて,インスパイアされる.
 指定討論があの波多野先生ということもあって,思いっきりビビっていたのだが,幸いとても優しかった.はっきり言ってコメントは絶妙.そして絶対私より,よく分かっていらっしゃる(当たり前だけど).今回の成功の半分は,波多野先生にあるような気がする.

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August 19, 2005

臨戦態勢

 まさにそんな感じである。おととい結果の出た実験は,間髪を入れず論文になりつつある。
「夏休みまでに,博論の大体のところを見せて」と師匠に発破をかけられたので,とにかく細かい記述は抜きにして,1章1章くみ上げることにしている。実験研究の部分は,それこそもとの論文や紀要のコピー&ペースト中心とはいうものの,それでも書き換えるべきところは多い。これが結構大変。このままで行くと,草稿は9月あたまか。
 それにしても,今回の論文は,随分ラクをしている。理由は,この間書いた教心のフォーマットから起こしているから。文章は違うというものの,文献や結果の記述の書き方はある程度流用できる。
 バリバリと研究をしている先生や研究者さんって,こうやって仕事に慣れていくのかなあという気がする。

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August 17, 2005

実験終わる(長文:関係者向け)

博士論文に関わる最後の実験が終了.アンダーラインが類推に必要なベースの形成に貢献するかという問いに,一定の結果を得た.

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July 13, 2005

只今出張中

・銚子-幕張-つくばと,研究のためあちこち回っている。コピーした論文をA3サイズのカバンに詰め込む。
・銚子では「岩ガキ」のシーズンと「金目鯛」のシーズンを体験する。どちらも丸々と太っていて,美味い!夏に牡蠣が食べられるというのは全く知らなかった。つくばではふくすけ(ここの2月7日)の天丼をひさびさ食す。相変わらず良いのだが,それ以上に丼つゆの鰹だしの香りがさらに引き立つよう改良がされているように思われる。もし正解ならさらに感激なのだが。また,第3学群カレーショップのカレーも(ここの3月11日)も健在である。
・PCで仕事をすべく持ち込んだのだが,ACを忘れてしまった。今回の中ドジ。とはいえ,バッテリーが4時間以上もつので,メールの読み書き程度は全く苦にならない。改めて良い機械であると認識。で,このブログは大学のPCから。

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May 27, 2005

ビバ!丸善

 四芸祭の際に,丸の内にできた丸善へ行った。地下から4階まで,それはすてきな本のワンダーランド。東京駅の地下から濡れずに行けるのもGood。こうなると,長年愛用の八重洲ブックセンターがぐっと遠く感じてしまう。
 今回の「ご贔屓」ポイントは,大学の先生などを対象に,お得意様制度があること。ここで本をごっそり買って,研究費で決決済したりした際には,そのまま金沢まで送ってくれたり,後日決済も可能。また,専用のカウンターもある。当たり前かもしれないけど,ちょっとした「VIP待遇」でありがたい。
 他のご愛用は,店員がとてもしっかりした池袋の芳林堂書店。細かい領収書も嫌がらず書いてくれるし,本の場所も逐一分かっている。ただ利用ターミナルから遠いのが難点。筑波大学の書籍部も丸善。ここは全品5%オフ。これからはここも同様に利用可能。あらうれしい。
 しかし,大学に足繁く通ってくる紀伊國屋書店の外商担当の女性も,驚くほど良くして下さる。残念ながら紀伊國屋は金沢に大きな店舗を持たないが,微にいり細にわたる気遣いには敬服。

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April 15, 2005

論博

 大学院で,所定のカリキュラムを修了し,なおかつ比較的厳しい基準をこなして取得する学位が課程博士。これに対して,論文だけで取得する学位が論文博士,論博である。実際にはこちらの方がより厳しい基準が適用されることが多い。
 中教審はこの論博を廃止する方針らしいソースはこちら。ニカタのように,学位をとらずに就職したタイプの研究者は,ともかく早く学位を取ることになる。まずは駆け込みを目指して,左脇えぐりこむように,書くべし,書くべし。
 しかしこうなると,課程博をどれだけ出すかがポイントになってくる。また,たくさん出そうとすると,これまでより学位の基準が甘くなるのかもしれない。文系などは比較的「狭き門」だったが,これからは博士の箔もいっそう下がるかもね。「末は博士か大臣か」も,既に死語のようである。

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April 05, 2005

類似と転移

「利用可能性」という概念を類推に与えるために,ちょっと考えてみた。

 アナロジーは,基本的に2つの領域が類似していることが前提である。これまで2つの領域間において,対象の類似・関係の類似・目標の類似などが影響することが分かっている。これなら,2つの領域間ではそれぞれの類似性は一致しているので,双方向に類推が可能である。しかし,そういうわけにもいかない。

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March 22, 2005

採択

投稿中の論文がついに採択になった。予定では9月に掲載となるらしい。これで博士の予備審査に間に合いそうな感じとなった。これでこれからは,
 荷方・島田(印刷中) 教育心理学研究 
ってかけるじゃないか!!
確定稿とアブストラクト,電子ファイルの返送期限は月末,おっと,急がなくては。

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March 20, 2005

開始宣言

 いきなりだが,今日から博士論文の執筆を始めた。
 大学は休日返上の会議で,1時間ほど空きができた。何かして時間をつぶそうと思ったが,回り回って結局執筆開始。きっかけはいつもこんなものかもしれないね。
 まずは章立て(つまり目次)から始める。
 手元にあるいくつかの学位論文,すなわち風間書房や北大路書房のものを読むと,これがまた結構人によって違っている。前置きがとても長かったり,General Discussionがほとんどなかったり。何だかんだいって,これまで書いた論文のコピー・ペーストという訳にもいかないのだな。
 一番大変そうなのは,論文全体の問題と目的や考察,一つ一つの研究の問題と目的や考察の配分をどうするか。一つの論文を公刊する際には,それはそれで「大きな問題と目的・考察」を書くので,一つの論文にするとき,どこからどこまでを配分するかは結構悩ましい問題。
 悩ましいけど,それはそれで考えようがあるけどね。

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