車を買い換える
愛車パサートワゴンを手に入れたのが2003年の5月。1998年式の車を中古で手に入れ,3万キロ台の中盤から11万キロまで乗り倒した。流石にあちこちにガタが来たこと,燃費の面でシャレにならなくなったこと,そういえばエコカー補助金があったなあということ。諸処の事情を勘案し,熟慮に熟慮を重ね,ちょっとだけ思い切り。生まれて初めて新車なるものを購入した。

今回は流石にパサートではなく,ゴルフ・ヴァリアント,1.2ブルーモーション。大きさはパサートとほとんど変わらず,排気量は一気に1200ccクラスにダウンサイジングされた。ブルーモーションはアイドリングストップ機能がついたフォルクスワーゲンの最新のもので,燃費のさらなる向上が見られるという。
それなりに大きな車体に小さなエンジン,ターボチャージャーがついているとはいえ大丈夫かいな,急な坂なんて登るんかいな,高速でかったるくならないのかね。買ったなりから不安この上ないが,とりあえず富山まで往復100kmほどの高速クルージング,そして大学までの街乗りなどを試してみた。
結論から言うと,まあこれまでの車に比べて「さすがに落ちたなあ」というものが全く見られない。高速では軽く踏み込むと120km/hくらいまではすっと伸びる。山坂で困ることもなし。超高速で飛ばしてポルシェと張りあうような,品のないバカな真似をしようと思わなければ何ら不都合は感じられない。静粛性については,ほとんどがロードノイズとの問題で,路面が悪ければそれなりにうるさく感じるし,街でゆっくり乗る分には国産車よりうんと上質である。標準でついてくるコンチネンタルのタイヤはこの辺りちょっとうるさく感じる,国産の静粛性を売りにしたタイヤなら,もっと良くなるかもしれない。
運転するとわかるが,上手く乗りこなすにはアクセルをラフに踏まないことが大切で,結果としてそろりと走りだし,ふわりとブレーキングするような優しい運転が望ましいものとなる。これが結果的に燃費も良くするし,上品な運転にもさせてくれる。中年期にさしかかり,人生すこしは丁寧に生きることを求められているようで悪くない。ワイルド(ガサツで野卑と言い換えることも時にはできよう)なドライビングにカッコよさを感じるならちょっと相性が悪い。ただそういう乗り方もやってみればできないことはないが。
標準装備のオーディオも高音から低音までスムーズで非常に良い(ちなみに今回はじめてCDチェンジャーをやめ,iPodを使用することにした。オプションの接続キットを使うとオーディオ本体からコントロールでき,これも非常に具合が良い)。
今のところの難は,フロントの視界が以前の車よりやや狭いと感じること,アイドリングストップシステムのコントロールを上手くやるのには慣れがいること,そして足元に汚れどめのマットを敷きたいのだが,オルガンペダルのアクセルの位置が微妙で,上手く適合するマットがないことくらいである。
これで後は故障なく,長く付き合えれば文句なしである。ただこればかりは当たり外れのものでもあり,すぐには分からないことである。
長く連れ添ったパサートは,東京や熊本など長距離のドライブにもよく耐えてくれた。そのうちこの車でもどこか遠くを試してみたいと思っているところである。









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